2023/7/15(土)に受験し、落ちました。今この記事を書いているのは2023/7/16(日)なので、落ちたてホヤホヤです…。
ただ、正直罠もあるような気がしているので、 言い訳記事を書いてみました。
試験概要
- 試験名: PL-500: Microsoft Power Automate RPA 開発者
- 試験時間: 140分
- 概要:こんな感じ
この試験の受験者は、時間のかかる、または反復的なプロセスを含む Windows ベース、ブラウザー ベース、およびターミナル ベースのアプリケーションを自動化します。 UI、API、データベース自動化などのアプローチを組み合わせて使用します。
受験者は、自動化のプロセスを分析および設計し、デスクトップ用 Power Automate と Power Automate クラウド フローを使用して自動化を実装します。 RPA 開発者は、ロジックにアクションを使用し、データ、アプリケーション、サービスを操作します。
受験者は、ビジネス上の利害関係者と協力して、ビジネス ワークフローの最適化を行います。 管理者と協力して、他の環境にソリューションを展開したり、ソリューションをサポートしたりします。
さらに、受験者は、Windows デスクトップ環境、スクリプト言語、Power Automate のクラウドとデスクトップのフロー、AI Builder、Process Advisor、Microsoft Dataverse の経験が必要です。
受験しようと思った理由
- 案件でPowerAutomateを利用することになった
- スキルセットとして、RPA開発経験ほぼなし。
- 有休消化期間と重なり、時間を持て余したため、受験勉強しようと考えた
結果
- 準備期間: 3週間程度
- 合格点: 700
- 結果: 586
- 単元別の点数は出ない。
- 単元別に正答率と他受験者との成績比較が出力される
- 正答率は印刷が薄すぎて見えませんでした……
- 他受験者との成績比較
- ソリューションの設計:普通と優秀の間(普通より)
- ソリューションの開発:普通と優秀の間(普通より)
- ソリューションのデプロイと管理:要努力
明らかに「ソリューションのデプロイと管理」が足を引っ張って落ちた形になっています。とはいえ設計・開発ももう少し点が取れた方が良かったのは事実です。
学習方法
Microsoft Learn コレクションの内容を複数回周回した。
MSの試験は、試験ページ上にMicrosoft Learnのコレクションが公開されています。これが試験範囲です、と言わんばかりに置いてます。
この内容を2周しました。また、知識チェックも(少ないですが)毎回出来ないところは複数回復習しました。
ボリュームの少なさに不安を覚えましたが、見て見ぬふりをしていました。
Microsoft Learnでの学習を終わらせることを優先し、サジェストされたMicrosoft Learn モジュールを行うことしか考えていませんでした。
開発プログラムを利用し、実機でも確認した。
詳細は割愛しますが、こちらのプログラムに参加すると無料で90日間利用できるMicrosoft 365 E5 開発者 サブスクリプションをもらえます。
Power Automateには有償ライセンスが必要な機能もありますが、開発者プログラムに参加していればこれも使えます。
(使いませんでした)Udemy?他の教材?うーん……
Udemyのアカウントを持っていたので探してはみたのですが、英語の教材しかなく、敬遠してしまいました。
敗因
Microsoft Learnコレクションでしか学習していなかった
結論から言うと、これでは足りませんでした。
試験範囲のうち設計・開発の分野の一部を網羅しているような感じです。デプロイと管理についてはほとんどカバーできていない気がします。
試験範囲の確認が足りなかった。
PL-500の正しい試験範囲は以下の通りです。
この試験範囲、お恥ずかしながら試験直前まで目を通せませんでした。
事前に確認していれば、学習範囲が足りていないことにもっと早く気付けたかもしれませんし、準備期間ももっと取れたかも。2万円をドブに捨てることも無かったかも。
なんてことを今は考えています。
実戦形式での対策が足りなかった
過去問とか見れたら範囲の足りなさにも気付けたんだろうなあ……。
とはいえ、これはどこで見れるか分かりませんでした。でもUdemyの教材に混ざっていても全然おかしくない。
おまけ:受験は2023年9月以降が良い!?試験範囲が微妙に違う。
試験概要サイトには、2023年6月27日より試験範囲が以下に変更になった旨記載されていました。
- 自動化を設計する (30–35%)
- 自動化を開発する (40–45%)
- 自動化を展開して管理する (20–25%)
ただ、結果として印刷された紙を確認する限りだと、私が受験した試験の範囲はこんな感じでした。これは、変更前の試験範囲と一致します。
- ソリューションの設計 (25 – 30%)
- ソリューションの開発 (40 - 45%)
- ソリューションのデプロイと管理 (30 - 35%)
これは、ローカライズが間に合わなかったことで発生してると思われます。
常に、英語版の試験が最初に更新されます。 一部の試験は他の言語にローカライズされており、英語版が更新されてから約 8 週間後に更新されます。 Microsoft では、前述のようにローカライズ版を更新するためにあらゆる努力を行いますが、場合によっては、予定どおりに試験のローカライズ版が更新されないことがあります。
今回、高額な受験料を払うにも拘らず影響をあまり理解しないまま受験してしまいましたが、8週間経つまでは古い試験が出題されてしまうようです。
しかし、試験範囲から削除されるの項目については、そもそも業務でも今後使わなくなる機能なのだろうと考えると、学習コストの無駄遣い(むしろ害)になってしまうのだろうなあとも思います。
再受験はなるべく早く、と考えていましたが、9月中旬くらいまで待ちます。
ちなみに今回の試験の合否に影響があったかと言われると、影響は無かったと思っています。
「自動化を展開して管理する」と「ソリューションのデプロイと管理」が恐らく対応しているのですが、範囲については大まかな部分は一致していたため、結局管理分野の勉強不足によって試験に不合格になっていたと思われるためです。
ただし、設計および開発についてはこの試験範囲変更の影響が大きく出ると思われるため、合否ボーダーくらいの点数を取って落ちてたら立ち直れなかったような気もします。
終わりに
そんな感じの、恥部を晒すような不合格体験記でした。
確認不足や横着・見切り発車など、社会人生活を送ってても問題になりそうな自分の悪いところも見えました。
2万円は勉強料としては高いけど、この受験料が勉強料として活きるような生活を送っていきたいですね。。