はじめに
BurpのScannerオプションって色々あるけど、詳しくは目を通せてないなぁと思ったのが、この記事を書くきっかけです。
勉強がてら紹介させてください。
こちらはシーエー・アドバンス Advent Calendar2024の記事になります。
BurpのScannerとは
BurpSuiteという診断ツールのProfessional版で使用可能なScanツールのことです。
対象となるURLに対して、自動で脆弱性を検出してくれるツールとなります。
脆弱性を埋め込んだリクエストを送信し、結果を解析する動的解析や、JavaScript等の静的解析を行ってくれます。
この記事ではBurpSuiteのことをBurpと略称で記載します。
オプションについて
各タブとして以下があります。
今回は、この中で「Scan configuration」を主に解説していこうと思います。
- Scan type
- Scan details
- Scan configuration
- Resource pool
- API definition
※Scan typeでAPI-onlyを選択した時のみ設定可能 - API details
※Scan typeでAPI-onlyを選択した時のみ設定可能
Scan configuration
Scan configurationを選択するとこのような画面となります。
ここで右のNewを押下することで新しいオプションを作成できます。
それでは各オプションについて見ていこうと思います。
私は英語が苦手なのでGoogle翻訳を使用し翻訳した画像も平行して載せていきます。
Audit Optimization
「監査の最適化」とBurpのヘルプに記載があるとおり、Scan時の動作の最適化を行います。
速度や正確性、クロールとScanの最大合計時間を設定できます。
Issues Reported
Handling Application Errors During Audit
指定した回数失敗した場合、チェックをスキップしたり、失敗したときにエラー付けすることが可能です。
また、タスクの停止や、再試行回数を設定可能です。
Insertion Point Types
Modifying Parameter Locations
リクエスト内で再配置するパラメータを選択できます。
少し意味が分からなかったのですが、URLパラメータをメッセージ本文に移動してテストしたりすることができるようです。
Ignored Insertion Points
Scan時に攻撃値を挿入するパラメータをInsertion Pointsと呼びますが、攻撃値を挿入しないよう除外設定を行うことができます。
Frequently Occurring Insertion Points
同じパラメータ名が何度も登場し、結果に違いが見られない場合スキップするか設定ができます。
Misc Insertion Point Options
リクエスト毎の最大のInsertion Points数を決めます。
JavaScript Analysis
Audit Project Option Overrides
最後に
いかがでしたでしょうか?
自身の備忘録としても良かったかなと思います。
それでは良いクリスマスを。