コードを公開してようとしている方、または公開されているコードを利用しようとされている方はこちらを一読ください。
公開されているコードやソフトウェアには著作権があり、アクセスできるからと言ってやたらめったら利用してOKという事ではありません。
Githubではライセンスに関してこちらのドキュメントが公開されています。
https://docs.github.com/ja/repositories/managing-your-repositorys-settings-and-features/customizing-your-repository/licensing-a-repository
ライセンスを指定しない場合はデフォルトの著作権すわなち「ソースコードについては作者があらゆる権利を留保し、ソースコードの複製、配布、派生物の作成は誰にも許可されない」となります。
Githubでは複数のラインセンスが選択できるようになっています。下記の記事では現在Githubに上がっている人気のライセンスが記載されています(注:データは古いです、2015年)のでトップ5を見てみます。感覚的にも2022年もトレンドは変わっていない感じです。メインはMIT、Apache、GPLのようです。 各ライセンスの詳細はリンク先をご確認ください。ここでは簡単な説明のみとしています。
MIT 44.69%
もっとも使われているラインセスがMITになります。再利用を認めているコードとして一番簡易なものとなります。
要約すると
- このソフトウェアを誰でも無償で無制限に扱ってOK。でもコードに著作権表示と本許諾表示をしなくてはいけない = 勝手に名前変えて自分のものにしたり、なにも表記しないまま再利用しないでね。
- 作者または著作権者は、ソフトウェアに関してなんら責任を負わない = このコードを再利用したことによって何が起きても訴えないでね。
MIT ライセンス原文
Other 15.68%
Githubには34のライセンスが選択できるようになっています。MIT、Apache、GPLのほか31のライセンスを束ねると15.68%とのことですね。
GPL (2=12.96%, 3=8.88%)
ポイントとしては、
- MIT+
- GPLベースのコードを使用する際はそのソースコードにアクセスができること
- 再配布する際にライセンスの変更ができない
GPL(3)ライセンスの原文
Apache 11.19%
基本はMITと同じですが、ライセンスの文字数は多く読み込みは大変そうです・・
- 特許の記載も明記すること、転売など不安な方はMITではなくApacheの方を選択しているそうです。
- コードを変更して再利用する際には変更点も記載すること。
Apache 2.0 ライセンス原文
自身でコードを公開するときにも必要な知識ですが、使うときも必ずライセンスを確認して利用方法を決めましょう。