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cli-kintoneでやってみた「後で追加した計算フィールドに一括で値を反映する方法」

Last updated at Posted at 2019-10-02

cybozu developer network の kintone Tips に、
後で追加した計算フィールドに一括で値を反映する方法
という記事があります。

今回、Go製の kintoneコマンドラインツール cli-kintone を使って、コードを書かずワンライナーで自動計算フィールドに値を一括して反映する Tips を公開します。

追記:2021.2.26
別にこれは計算フィールドだけのことではなくて、文字列1行フィールドで自動計算を選択した場合でも同じ動きになります。
例えば。
「姓」「名」の2つのフィールドがあって、それを連結する「氏名」フィールドを後で作った場合。
氏名フィールドを文字列1行で追加して、設定で自動計算するにして、姓 & 名 とかすればOK。

動作環境

  • macOS 10.13.6
  • cli-kintone 0.9.4

cli-kintone の準備

cli-kintoneのZipファイルをダウンロード、解凍後に実行ファイルをパスの通ったディレクトリに配置します。

https://github.com/kintone/cli-kintone
https://github.com/kintone/cli-kintone/releases

kintoneアプリの準備

テスト用のkintoneアプリを用意します。

営業支援パック導入

スペースを作り、アプリストアから営業支援パックをサンプルデータを含めて作成します。

FireShot Capture 007 - 営業支援パック - kintone アプリストア - od4sa.cybozu.com.png

案件管理に集計用年月フィールドを追加

文字列1行フィールドを追加して、自動計算を設定します。

FireShot Capture 004 - アプリの設定 - od4sa.cybozu.com.png

FireShot Capture 005 - アプリの設定 - od4sa.cybozu.com.png

一覧の項目に追加したフィールドを表示させておきます。

FireShot Capture 006 - 案件管理(営業支援パック) - レコードの一覧 - od4sa.cybozu.com.png

考え方

下記の仕組みにより計算フィールドのみの更新を可能としています。

cli-kintoneによる処理

処理の流れです。

  1. レコードIDのみを取得します
  2. 取得したレコードIDを読み込みます

処理コードと結果

$ cli-kintone -a 123 -t API-Token -d Domain -c "\$id" | cli-kintone --import -a 123 -t API-Token -d Domain
Start from lines: 1 - 11 => SUCCESS
DONE

cli-kintoneの1,2の処理をパイプで繋げて実行する事で、新規に追加した自動計算フィールドが更新されます。

FireShot Capture 008 - 案件管理(営業支援パック) - レコードの一覧 - od4sa.cybozu.com.png

参考リンク

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