kintoneに溜めたデータの活用はグラフなどの集計、レコードの絞り込み(レコードの検索)等があるかと思います。
kintoneヘルプより
アプリに登録したデータの活用
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_collectdata.html
その為にはアプリを集計などに活用可能なデータの状態にしておくことが大事です。
データ活用方法
レコードの絞り込み(レコードの検索)
kintoneヘルプ等では、[検索]というのはアプリやポータルの右上の検索窓からキーワードで検索することを指すようです。
ここでは、kintoneヘルプで言う所の[レコードの絞り込み]の話しです。アプリの一覧画面の漏斗マークを押下した時の処理のことですね。
レコードの絞り込みで指定できるフィールドはほとんどが対象になります。一部利用に注意するフィールドがあるので下記にまとめます。
レコードの絞り込み条件で注意するフィールド
詳細はヘルプの補足欄を見てください。
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_collectdata/filter_records.html
- テーブル:絞り込み条件で一件でも対象になると抽出されます。
- 関連レコード一覧:テーブルと同様です。
ソートの指定で注意すること
絞り込み条件と違い、テーブルと関連レコード一覧はソートで指定ができません。
ソートするデータはテーブルと関連レコード一覧以外のフィールドに持つようにします。
kintoneヘルプより
「ソート」で選択できるフィールドを教えてください
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/user_faq/sort.html
さらに、下記のフィールドもソートに指定できません。
- ユーザー選択
- グループ選択
- 組織選択
- チェックボックス
- 複数選択
- 添付ファイル
- 文字列(複数行)
複数選択系のフィールドがソートに未対応ということですかね。
レコード絞り込みTips
kintoneはアプリごとがいわゆるデータベースのテーブルなイメージです。
RDBでは無いので他のアプリ(テーブル)のデータを検索して引っ張る時には、ルックアップまたは関連レコード一覧でアプリ間を紐付けるようになります。
関連レコード一覧でアプリ間を紐付けることで、レコードの絞り込みが利用できるので、なんとかして絞り込みするアプリに関連レコード一覧で紐付けるようにアプリの構成を考える(設計する)と良いです。
関連レコードの中で関連レコードは使えないので、さらに別アプリを紐付ける場合は関連レコードで紐付ける元アプリ側ではルックアップコピーでアプリ間を紐付けるようにします。
例えば下記の図のように、顧客マスタに見積アプリを関連レコードで紐付けた場合を考えます。
この場合、見積アプリと紐付ける商品レコードなどは見積アプリからルックアップで紐付ける(ルックアップコピーする)ようにします。
このようにして、何とか関連レコードで紐付けることができれば、別アプリの項目も絞り込みの対象にすることができます。