はじめに
これまでに不要になったパソコンのハードディスクを完全消去します。
DebianLive版の作成
今回、廃棄するPCはMacbook(2008 late)Blackモデルです。2012年頃まで現役で使用していましたが、その後ChromiumOSを入れたり、子供用として待機していました。
久しぶりに起動してみたら、だいぶ画面が暗くなっていることに気づき思い切って廃棄することにしました。
そこでまずはLive版Linuxの作成です。
今回は古い2GBのSonyのUSBメモリを使用しました。
Debain9.6はここからダウンロードしました。
ダウンロードしたISOをimgに変換します。
hdiutil convert -format UDRW -o /Path/to/debian_img/debian96.img
/Path/To/Downloads/debian-live-9.6.0-amd64-xfce.iso
なぜか.dmg拡張子がつくので、リネームします。
mv /Path/to/debian_img/debian96.img.dmg /Path/to/debian_img/debian96.img
ここまでで作成したいDebianのイメージの作成は完了です。次にUSBメモリを挿してターゲットとなるUSBメモリを決めます。
diskutil list
Nの部分は数字です。
sudo dd if=/path/to/save/name.img of=/dev/rdiskN bs=1m
2GBのUSBメモリに書き込みます。私のMacbookproでは5分程度で終わりました。
Live版Debianの起動
MacbookのOptionボタンを押しながら起動します。私はブートドライブの選択画面になるまで、Optionボタンを押し続けました。
接続されているドライブの確認
起動したら、接続されているドライブの確認です。
lsbk
接続されるドライブの一覧が表示されます。
内蔵SSD(64GB)の完全削除
乱数を3回書き込み完全に消去とするそうです。
流石に3回書き込めば、データの復元は難しそうですね。
sudo shred -n 3 -v /dev/sda
目安ですが64GBのSSDの場合は、10分程度で終わりました。
外付けHDD(500GB)の完全削除
NasneのHDDも取り外したので、こちらも削除します。
sudo shred -n 3 -v /dev/sda
こちらは20時間程度かかっています。
最後に
途中でDebianの画面が黒くなってしまいます。その時はIDとPasswordで画面ロックを解除してください。
私の場合は1回ではうまくいかず2回連続でロック解除したら、画面が表示されました。
ID | Password |
---|---|
user | live |