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Chainer(Cupy)をVisual Studio Express 2015 で使う方法

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概要

この記事はVisualStudioのCommunityを使用できる個人の方や、
Professionalを購入できる方には関係ありません。
仕方がなく、Expressを使用し続けている方に向けた記事です。

CommunityやProfessionalでは、他の方が記事を書いているように、
簡単にChainer(Cupy)の環境を構築を構築できます。

しかし、ExpressではCUDAの仕様により、容易に環境を構築できません。

本記事では、Expressでの環境構築について説明します。

環境構築

CUDAのバージョンは8.0とします。CUDAとcuDNNをインストールします。
インストール方法に関しては他の記事を参照してください。

Expressの場合、様々なパスが設定されていません。
そのため、色々と設定する必要があります。

設定

環境はWindows10の64bitを想定しています。

PATH に C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC\bin\x86_amd64 を追加します。

basetsd.hをVisualStudioから見つけられるようにするために、

INCLUDE に C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Include\10.0.14393.0\shared を追加します。

kernel32.libを見つけられるようにするために、

LIBPATH に C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Lib\10.0.14393.0\um\x64 を追加します。

C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC\bin\x86_amd64\vcvarsx86_amd64.bat をリネームして

C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC\bin\amd64\vcvars64.bat に配置します。

後は pip install chainer で cupy もインストールできます。

以上です。

まとめ

素直にCommunityやProfessionalを使用しましょう。

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