もし自分自身ででアプリを開発・運営する場合、
収益方法は色々ありますがその中でも広告収入についてのお話です。
アプリの主な収益モデル
・有料アプリ
・アプリ内課金
・サブスクリプション
・EC
★広告収入【今回はこちらのお話】
まずアプリ内広告で収益を上げるまでの流れですが、
大まかに以下となります。
(開発・運営できるアプリが既に公開されている前提)
- 広告配信プラットフォームのアカウント開設
- 広告配信プラットフォームからSDKを取得しアプリに実装
- アプリ内に広告を貼るスペースを用意
- アプリ内で広告配信開始
- 収益を獲得(1〜3ヶ月後くらいに入金)
広告配信プラットフォームとは?
アプリ等に掲載できる広告の広告配信元でありその広告効果を分析できるサービスのこと。
(いわゆるインターネット上の広告代理店)
色々な種類がありますがメジャーな2種類紹介。
「Google AdMob」 と 「Unity Ads」 です。
- Google AdMob
解説書や解説サイトも多いので初心者におすすめ。掲載できる広告が豊富。
- Unity Ads
ゲームアプリとの親和性が高い。
初めての方は「Google AdMob」おすすめ。
効果計測・ユーザー行動分析ツールが多機能、またGoogleブランドの安心感。
アカウント登録だけでは広告掲載はできないので、
アプリへのSDKの実装が必要となります。
(一般的な広告プラットフォームはアカウント開設時に公序良俗に反してないかアプリの審査あり)
SDKについては、各サイトに導入マニュアルが用意されています。
広告の種類やその収益タイプ
主な広告配信方法
・バナー広告
一般的なバナー掲載
・インタースティシャル広告
全画面広告とも呼ばれる。アプリ内での画面遷移時に全画面表示で出る広告。
・動画リワード ※アフィリエイト
宣伝動画を視聴することでアプリ内で使えるポイントやアイテムを獲得できる。
・オファーウォール広告 ※アフィリエイト
アプリで指定された別アプリをインストールやサービスの会員登録をすることでアプリ内のポイントやアイテムを獲得できる。
・ネイティブ広告(インフィード広告)
記事リストに紛れて出る広告(記事リスト内で題名に「AD」がついているものとか)
広告収益タイプ
・成果報酬型(アフィリエイト型。掲載広告のインストールや会員登録、ECだと商品購入などで報酬)
・クリック型広告(クリックされた回数分の報酬)
・インプレッション型広告(表示数分の報酬)
・純広告(広告主との直接契約。主に期間掲載など)
参考単価
・インプレッション課金型 0.1〜2円/imp
・クリック課金型 5〜50円/click
・アフィリエイト型課金 10円〜数万円/1件
※単価は配信プラットフォームや広告代理店、また配信する広告の種類でかなり差があります
配信する広告を考える
自分自身が開発するアプリの下記情報をもとに
どのような広告配信スタイルで行くかを決めます。
- ジャンル(ゲーム系?漫画系?ツール系?情報系?)
- 想定ユーザー数(DL数)
- ターゲット層
例えば、
・ユーザー数やDL数が比較的多めに見込めるなら、
→ バナー広告orインタースティシャル広告 で インプレッション型orクリック型
・ユーザー数は少ないがコアユーザーが多いなら、
→ バナー広告orインタースティシャル広告 で アフィリエイト型
・ゲームや漫画ジャンルのアプリなら、
→ 動画リワードやオファーウォール広告
など。
まとめ
アプリ販売やアイテム課金以外でもアプリの収益化はできます。
もしご自身でアプリが開発できるのであれば、
広告収益を念頭にアプリを作ってみるのもアリではないでしょうか。