学生の皆さんこんにちは、マイクロソフトの鈴木です。
マイクロソフトでは学生向けにさまざまな製品・サービスを無料で提供していますが、ここではクラウドサービスであるAzureの学生向け無料アカウント「Azure for Students」の登録方法について紹介していきます。
Azureってなに? という説明はしません。これからAzureを触ってみたい、ワークショップなどでアカウントが必要になった、といった状況でチュートリアルとして活用してください。なお、この資料は2020年9月時点のものであり登録方法は変更される場合があります。(できる限り最新の情報にしたいので編集リクエストもお待ちしてます)
さて、前置きが長くなりましたがさっそくはじめていきましょう。大まかな流れは以下の通りです、次のセクションからステップ・バイ・ステップで手順を説明していきます。
- MSアカウントを取得する(学校のアドレスがおすすめ)
- Azure for Studentsに申し込む(携帯電話、学校のアドレスが必要)
- うまく登録できない場合は
Azure for Studentsのページにアクセスする
Azure for Students – 無料アカウント クレジット | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/students/
緑色のボックス「今すぐアクティブ化」をクリックするとサインイン画面に進みます。
サインインにはマイクロソフトアカウント(以降、MSアカウント)が必要です。なお、GitHubのソーシャルログインにも対応していますが、MSアカウントと紐付ける必要があるため、アカウントを持っていない場合はこの機会に作成しておきましょう。MSアカウント取得済みの場合は次の手順はスキップしてください。
マイクロソフトアカウントを取得する
MSアカウントの作成には任意のメールアドレスが必要です。また、このタイミングでoutlook.comなどのメールアドレスを新しく取得することもできます。ただ、Azure for Studentsの申し込み時に学校のメールアドレス(ac.jpなど)が必要になるので、そのアドレスで登録してしまいましょう。所属の学校ですでにMicrosoft 365を導入している(普段からOutlookなどを使っている)場合は、学校のアドレスでアカウントが発行されていると思います。
ただし、所属している学校の(Active Directoryなどの)システム設定によっては、うまくサインインできずAzure for Studentsの申し込みに進めないケースも多々あるようです。その場合は、学校のシステム管理者に確認してください。恐らくそんなに簡単には解決しないので、新たに個人用のアドレスでアカウントを取得するほうが手っ取り早いです。
Azure for Studentsに申し込む
MSアカウントの準備ができたらいよいよAzure for Studentsの申し込みです。先に条件面を確認しておきましょう。
だれが Azure for Students を利用できますか。
米国に居住している場合、13 歳以上であることを確認する必要があります。
または、米国以外の国に居住している場合、16 歳以上であることを確認する必要があります。
所属する組織のメール アドレス (または組織がサポートしている場合は Shibboleth) を通じて、
教育機関への所属を証明する必要があります。
参照 https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/free-account-students-faq/
無事にサインインできるようになると、Azure for Studentsのサインアップ画面に進みます。ここでは、携帯電話による個人認証と教育機関の確認が行われます。前者の個人認証が完了しないと次のステップに進めないことに注意してください(SMSが受信できる携帯電話が必要です、検証したところIP電話には対応してませんでした)
個人認証が済むと次は学校の確認です、ここではメールアドレスで教育機関に所属しているかどうかをチェックします。
この先は、私がac.jpアドレスを持っていないので検証しきれていません、、なにか情報をお持ちの方はぜひ編集リクエストお願いします! なお、何らかの問題で学校のメールアドレスが確認できない場合は、認証コードを使用して登録する方法もあります。プルダウンから選択してコードを入力してください。
(※現在認証コードは一般には公開されていません、この記事を読んでお問い合わせいただいてもサポートできないことをご了承ください)
うまく登録できない場合は
代表的なエラーコードとその解決方法です。
-
大学IDを確認できません
→ 登録しようとしているメールアドレスが教育機関でない可能性があります、個人のMSアカウントでお試しください。 -
現在のアカウントの種類はサポートされていません
→ 登録しようとしているメールアドレスではAzure for Studentsに登録できません、個人のMSアカウントでお試しください。
他に以下の方法を試してください。過去のワークショップなどで解決した方法を掲載しておきます。
- 任意のメールアドレスでMSアカウントを発行・ログイン、Azure for Studentsで学校のアドレスを入力する
- 学校のメールアドレスで、新たに個人のMSアカウントを取得する(MSアカウントには同じメールアドレスでも個人アカウントと組織アカウントが存在します、学校で一括で発行された場合は後者になり、別途個人アカウントを発行できる場合があります)
またFAQも参考になるのでチェックしてみてください。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/free-account-students-faq/
クレジット残高の確認方法
Azure for Studentsがちゃんと登録できているのか、Azure Portalからクレジットの残高を確認してみましょう。Azure Portalにログインして「サブスクリプション」をクリックします。
複数登録されている場合は「Azure for Students」を選択しましょう。
Azure for Studentsはスポンサーシップと呼ばれるクレジットになるためAzure Portalから直接残高を確認することができません。Azure Sponsorshipsにアクセスしてください。
左側のCheck Your Balance(残高を確認する)をクリックしましょう。
ここでスポンサードされているクレジットの残高を確認できます、画面では100ドルのうち73ドルがすでに使用済みであることが分かります。
もっとAzureを使いたい!
Azure for Students の特典は100ドル(12ヶ月有効)のみで、現時点では更新はありません。もしあなたが学部1年生だったら? 100ドル使い切ってしまったら? せっかくの環境が消えてしまうのはもったいないですし、この機会にもっとAzureを活用して欲しい。そんな人には、学生向けの Microsoft Student Partner というプログラムが用意されています!
Microsoft Student Partners
https://studentpartners.microsoft.com/ja-JP
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