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kubernetesでjenkinsを立てる

Last updated at Posted at 2016-02-29

kubernetesでwebサーバをたてて、kubernetesクラスタの外部からアクセスする方法。
webサーバとしてjenkinsをたててみた。

Replication Controllerのサンプル

apiVersion: v1
kind: ReplicationController
metadata:
  name: jenkins
spec:
  replicas: 1
  selector:
    app: web
  template:
    metadata:
      labels:
        app: web
    spec:
      volumes:
        - name: jendata
          hostPath:
             path: /jenkins_home
      containers:
      - name: myjenkins
        image: jenkins
        ports:
        - containerPort: 8080
        volumeMounts:
        - mountPath: /var/jenkins_home
          name: jendata

selectorでapp:webと名付ける。また、containerPortは8080に。この辺の設定が後で効いてくる。コンテナイメージはjenkinsでpullする。
また、Replication ControllerでPodがリカバリされた際に、基本VolumeはPodに紐づくので、せっかくPodが復活しても設定が全てクリアになっていたらあまり意味がない。
そこで、Volumeをローカルホストに規定し、Podのライフサイクルに依存せずデータを保持する。

コンテナ内の/var/jenkins_home配下を、ホストの/jenkins_homeにマウントする。
この時、ホスト側のディレクトリにchmod 777しておくことを忘れずに。適切な権限がない場合、Podが正しく起動できず(マウントできず)、kubectl get podコマンドのstatusでCrashLoopBackOffとなってしまう。

RCを起動してみる

kubectl create -f rc.yaml
$ kubectl get pod
NAME                   READY     STATUS    RESTARTS   AGE
jenkins-34f36          1/1       Running   0          45m
k8s-master-127.0.0.1   3/3       Running   0          3d

このままでは、起動したjenkinsはコンテナの外からはアクセスできない。コンテナと外部との接続を実現する方法がService。

Serviceのサンプル

{
    "kind": "Service",
    "apiVersion": "v1",
    "metadata": {
        "name": "my-service"
    },
    "spec": {
        "selector": {
            "app": "web"
        },
        "ports": [
            {
                "protocol": "TCP",
                "port": 80,
                "targetPort": 8080,
                "nodePort": 30000
            }
        ],
        "type" : "NodePort"
    }
}

selectorで先ほどのReplicationControlerと同じapp:webとする。selectorで両者の対応付けをしているらしい。

type:NodePortとすることで、ホストのIP(local/global)と、kubernetesのコンテナのIPとの紐付けがされる。
※Typeは他にLoadBalancerがあるが、利用可否はCloudサービスに依存するらしい。

ports内の各要素は次の通り
・port: ローカル(kubernetesの外)からPodへ接続用ポート
・targetPort: コンテナ(Pod)内の規定ポート
・NodePort: ホストを経由して外部からPodへの接続用ポート

例では、jenkinsのpodで8080を待ち受けポートにしていたので、targetPortを8080にする。
外部からホストIP(local/global)に30000ポートで接続すると、Pod内の8080ポートでjenkinsに接続される流れ。

80ポートは、kubectl get svcで取得できるIP宛にアクセスすると、80:8080に変換されてjenkinsに接続できる。

Serviceを起動する
※podやrcと同じ

kubectl create -f service.json

接続先を確認

$ kubectl get svc
NAME         LABELS       SELECTOR   IP(S)        PORT(S)
my-service   <none>       app=web    10.0.0.191   80/TCP

このIPが外部からの接続先。
kubernetesで付与される。

試しに接続

curl http://10.0.0.191:80

応答が返ってくる。

Global IPを持つ場合は、http://[global ip]:30000に接続すると、外部ホストからjenkinsにアクセスできる。

※Firewall(AWSならセキュリティポリシー)で該当ポートを許可する必要あり。

試しにkubectl stop pod [pod名]で起動中のjenkinsを停止させてみると、replication controllerですぐに新しいjenkinsが起動され、Volumeをホストに指定していると、設定情報も引き継がれることがわかる。

参考
http://kubernetes.io/v1.1/docs/user-guide/services.html

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