Vue.jsの学習のための環境構築中、Node.jsをインストールしようとした時にエラーが発生したので、その対応についてのメモ。
実施していた環境構築
Node.jsのアップデートは頻繁に行われるため、バージョン管理ツールとしてnvm-windowsを利用した。
githubからnvm-setup.zipをダウンロードし、nvm-setup.exeを実行してインストールする。
https://github.com/coreybutler/nvm-windows/releases
インストールウィザードに従い、インストール先とシンボリックリンクを指定。
インストール完了後に、nvmコマンドを使ってNode.jsをインストールしようとすると、エラーが発生した。
Node.jsのインストール
nvmコマンドからNode.jsをインストールするのに使用したコマンド↓
nvm install latest
バージョンを指定してインストールする方法↓
nvm install (バージョン)
発生したエラー
C:\Users\����\AppData\Roaming\nvm could not be found or does not exist.
C:\Users\����\AppData\Roaming\nvmが見つからなかったか、存在しません。と言われた。
原因
C:\Userの中にあるディレクトリ(ユーザー名)が日本語だったことが原因だった。
そのせいでインストールしようとしても見つからないと言われていた模様。
※一度決めてしまったユーザー名を変更すると色々と面倒なことになるので、今回はユーザー名を変えず、別の方法で解決する。
※※※ユーザー名はローマ字で付けた方がいいです。
また、そもそもnvm-windowsインストール時のインストール先の指定を、初めからC:直下にしてしまえば問題は起きないと思われる。
解決方法
まずnvmフォルダをコピーして、名前の影響のないC:直下に置く。
次に、Windowsキーから環境変数を編集を押して、NVM_HOME
の値を新しいパスに変更。(例:c:\nvm)
最後にコマンドを実行する。
nvm root [new path]
(例:nvm root c:\nvm)
これでNode.jsのインストールが可能になった。
おまけ
Node.jsバージョンの切り替え
複数のバージョンのNode.jsがインストールされている場合、切り替えることができる。
インストールされているバージョンの確認
nvm list
…↓結果
19.4.0
* 6.9.1 (Currently using 64-bit executable)
アスタリスク(*)がついているものが使用中のバージョン。
バージョンの切り替え
nvm use 19.4.0 ←使用したいバージョン
…↓結果
* 19.4.0 (Currently using 64-bit executable)
6.9.1
バージョンの切り替えをする際、管理者権限が必要な場合があるらしい。
コマンドプロンプトを開く際に、「管理者として実行」を選べばOK。
参考記事:
https://qiita.com/akipon0821/items/eaeffe79221cfcd4d258
https://github.com/coreybutler/nvm-windows/issues/145