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【re:Invent2022 現地レポート】Recap of past updates: Prepare for future announcements (GEO201)

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AWSJの亀田さんによる「昨年の過去のアップデートの振り返って今回のre:Inventを楽しもう!」という趣旨のセッションです!!
Mandalay Bay というメインの Venetian から一番離れたホテルでの開催。
日本語のセッションということもあり、会場は日本人だらけでした。
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概要

今回は全体から一部抜粋してみます。

This session is delivered in Japanese. With the development of cloud computing, the content of presentations has become more and more fragmented. In this session, review summaries of past presentations and prepare for tomorrow’s presentations and beyond!

訳:
本セッションは日本語でお届けします。
クラウドコンピューティングの発展に伴い、プレゼンテーションの内容も細分化されてきています。
本セッションでは、過去のプレゼンテーションのまとめを確認し、明日のプレゼンテーション、そしてその先のプレゼンテーションに備えましょう

内容

ネットワーク

まずは AWS Cloud WAN のお話!
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Cloud WAN は複数の AWSアカウントやマルチリージョン、オンプレミスのネットワークを一元管理することができる便利なサービスです。
参考:AWS Cloud WAN

その実態はTransit Gatewayとのことです
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AWS Transit Gateway Network Managerを使うとこんな感じで可視化してくれます。
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続いてAWS Direct Connect SiteLinkです。
2つの拠点をDirect Connectで繋いでいる場合、SiteLinkを有効化すると、2拠点間はAWSを経由せずより低レイテンシーで通信が可能となります。
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次はAWS Private 5G
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5Gは一般的にPriveteとPublicがあります。
ただし、日本ではPrivate 5Gという名前はソフトバンクの周波数帯を使った専用のサービスを指し、ここで呼ばれているPrivete 5GのことはLocal 5Gにあたるそうです。
以下の記事が分かりやすかったです!

もっと知りたい5Gのこと。「パブリック5G」「ローカル5G」「プライベート5G」
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で、このAWS Private 5G (Local 5G) は必要なデバイスや帯域をAWSがマネージドで管理してくれるサービスということみたいです。
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その後はAWSサービスのリソース間の通信を可視化する「Amazon VPC Network Access Analyzer」やIP管理ができる「Amazon VPC IP Address Manager (IPAM)」の説明がありました。
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サステナビリティ

Wrll-Architectedの6つ目の柱として追加されたサステナビリティに関するお話です。
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通常のデータセンターでは交流の電気を直流に変換し、35%もエネルギー効率を落としてしまうところを、AWSでは交流のまま使用することができる専用のデータセンターを作って、より効率的に電気を使用しているとのこと
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また、通常のデータセンターより88%も炭素排出量を削減しているというのもポイントです!
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これらの環境への配慮の背景として「The Climate Pledge」というパリ協定で定められた目標より10年早い2040年までにCO2の排出量を実質ゼロにする公約をAWSが掲げていることがあります。
(AWSの競合と呼ばれている企業も共感してこの公約を掲げている)
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AWSではすでに6.5GWの再生可能エネルギーを調達しているそうです。
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そして、ユーザーがサステナビリティを意識するのに役立つツールとして「AWS Customer Carbon Footprint Tool」の紹介がありました。
企業や個人がどれくらい自分達がサステナビリティに貢献しているかを確認することができて、面白そうなツールだと思います!
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また、Graviton3についても言及しており、Graviton3は省電力という点だけではなく、機械学習との相性の良さも兼ね備えたサービスとのことです。
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移行

AWS Mainframe ModernizationというメインフレームをAWSへ移行することをより簡単にしてくれるサービスがあるとのことです。
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また、「AWS Migration Hub Refactor Spaces」というサービスでアプリケーションの移行に必要なネットワーク設定を提供してくれるサービスもあるということで、AWSへの移行の手間をより減らすことが可能となります。
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右下のAWSアカウントが旧環境で右上の環境に移行するようなイメージです。
切り戻しも簡単に実行することができるのでリスクも抑えることができます。
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Contraol Towerを使うことで「特定のリージョンを使わせない」といった制限をかけることが可能となります。
(それまでは香港リージョン以降に発表されたリージョン以外は全て自動で使える)
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ストレージ

Amazon FSx for OpenZFS」はZFS、LinuxベースのファイルサーバをAWSヘ移行する際に使えます。
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Amazon FSx for OpenZFSに限らずAWSではストレージサービスがどんどん増えています。
これはストレージを選択する際の負担をユーザへ与えるが、「たとえニッチであっても提供する」という現状のAWSの方針に基づいているそうです。
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アナリティクス

多くのサービスのサーバレス化が進んでおります。
昨年発表されたアナリティクス分野のサーバレス化は以下の4つです。
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特にRedshiftは多くのアップデートが発表されております。
まずはアークテクチャの変更です。
RA3インスタンスが生まれたことによってDS2/DC2と比べるとより高スペックで、コスト効率が良くなったとのことです。
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本番と検証で同じデータを使用したいとき、今まではデータをコピーして使っていました。
しかし、それは守べきデータが増え、リスクが伴います。
それを解決することができる機能として「Amazon Redshift Data Sharing」があります。
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また、Athenaについてのアップデートも紹介されてました。
Athenaはreadしかできませんが、ICEBERG形式に限り、書き込み、削除、更新、タイムトラベルができるようになりました。
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機械学習

Amazon SageMaker CanvasでGUIベース(ノーコード)でMLができるようになりました。
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また、Sagemaker Studio Labという誰でもMLを無料で体験することができるサービスができたりとMLに対する敷居を下げようとしているみたいです。
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Amazon SageMaker Training Compiler
これはコードを自動でコンパイルし、モデルに合わせてAWSが自動でGPUを選んでトレーニングを実施してくれるサービスです。
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先ほど紹介したAmazon SageMaker Training Compilerとは逆の発想で「Amazon SageMaker Neo」はトレーニング済みのモデルをコンパイルします。
これによってハイパフォーマンスな推論を提供します。
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IaC

AWS CDKにSwift, Kotlin, Rustが対応しました。
AWSではRustが1番実行コストが少ない言語だと判断し、今後Rustに力を入れるとのことでした。
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また、CDKはv2が発表され、v1ではサービスごとに個別のライブラリーを記載しなければならなかったところが、纏まりました!
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IoT

機械の部品や工場内部に対してセンサーを付与し、それらを用いてモデル化をすることができるサービスとして「AWS IoT TwinMaker」が紹介されていました。
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車載器で動くIoTモジュールを搭載したコネクティッドカーを実現する「AWS IoT FleetWise」の紹介もありました。
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その他

Macインスタンスについても触れられていました。
主な用途としてはアプリケーションのCICDを想定しているとのことです。
ただ、注意として通常のインスタンスは秒単位の課金なのに対して、M1インスタンスは24時間単位の課金となります。
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おわりに

専門外の分野の話も多く、正直分からないことだらけでした。
ただ、今回のre:Invent 2022のセッションの中でこれらのサービスが紹介された際は、少しイメージがつくような気がします。

今回はどんな新サービス/アップデートが発表されるのか!?
すでにワクワクが止まりません!

個人的にはre:Invent 2022ではMy推しのサービス(嫁)を見つけたい...

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