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ヘルスケアとショートカットappを使ってリモート勤務の運動不足と向き合う

Last updated at Posted at 2020-04-13

この記事の要約

  • 特に勤務のリモート化による運動不足、かなり深刻だと思うんですよ。
  • なので、皆さんご自身の記録を見て欲しいという啓蒙。
  • ショートカットで確認の自動化を試みたけどダメだったという話。

自覚無き運動不足

皆さん、勤務形態は如何ほどでしょうか。以前、はるか古代より続くSIer社会に組み込まれていた頃のことを思うと、多種多様な職場、業態、業界でリモートや時差出勤などが試みられており、驚きを隠しきれません。まさか日本でもこんなに変わるとは思いませんでした。
一方、先行して首都封鎖、ロックダウンをやっていた海外の都市封鎖された地域のニュースを見ていると、犬の散歩とランニングは許可だとか、ポケモンGOをやっていて逮捕されたとかを目にしました。
実際のところ、私もリモート作業になりはじめましたが、効率性であったり、コミュニケーションの困難さであったり、通勤時間がなくなって可処分時間が増えて幸福度が上がる、どうぶつの森を封印するところから始めるなど、様々な声が聞こえてきます。私も作業環境を職場に移すことで娯楽を切り離して集中出来ていたタイプなので、進捗に困難が発生しています…。
作業の進捗も勿論大事ですが、我々は現在、生命を守るためにリモート勤務を行っていますよね。進捗以上に運動不足が深刻ではないかと思うので、皆様もどうかご確認頂きたい。

歩数の推移を見よう

パターン1:主夫⇢都内通い⇢リモート

まずは私のグラフです。iPhone(とAppleWatch)を使っているので、ヘルスケアアプリが勝手に歩数を取得しています。
年間の推移が以下のグラフになります。
IMG_0078-2.jpeg
子供の送り迎えが最低限あるのと、AppleWatchをつけているので歩数のロスが無い為、平均して5000歩は超えています。1月以降、都内に通っていた時期があるのですが、この頃は通勤であったり、お昼時の休憩で1万歩を超えていたようです。定期があるので、土日に遊びで都内へ出ることも増えました。
しかし、4月からリモートになり、歩数が前年12月の水準まで下がっています。

パターン2:通勤⇢リモート

都内で勤務する友人の記録です。リモート勤務に理解のある職場で、3月の中旬から順次リモート勤務に切り替わったとの事です。4月以降は原則出社禁止。
IMG_0072-2.jpeg
あからさまに激減しています。

パターン3:専業主婦⇢兼業主婦

これも友人の記録です。ご結婚されてしばらくして、10月頃に働き始めた、とだけ聞いています。
リモート勤務とは一切関係ありません。
IMG_0076-2.jpeg
働きはじめたら歩数がメッチャ増えました。
尚、勤務中はスマホをロッカーに入れているので、歩数はもう少し底上げされるとのこと。
ただここでは、何歩以上なら健康なのか、は問題にしません。変化の有無の視覚化が目的です。

細かいデータを頂いているので、もう少し見てみましょう。
IMG_0075-2.jpeg
これは8月頃の月間データなので、まぁなんか全体的に低いですね。

IMG_0077-2.jpeg
これは働き始めた10月のデータです。5日間束になって歩数があり、2日間低い。お休みの日の過ごし方はインドアが主なことが伺えます。

健康のやり方は分からんが現状は知ったほうが良い

上記3パターンの値から推測できることは、生活が変わると歩数が変わるということです。
勿論、増減する幅については個人差があり、元々車通勤だった人からすると、あまり変わらない可能性もあります。
そして、何歩以上歩けば良いのか、歩数は全体の運動量の何割を占めるのか、歩数が減るとどうなるのか。具体的にここでは言及しません。
とは言え、いきなり運動をやめたとき、例えば、社会人になったタイミングや、部活を引退した時、太り始めた経験はありませんか?私にはあって、データは残っていませんが、同じ様なグラフだったんだろうなあ、と思うんですよ。
もし皆様も心当たるところがあれば、iPhoneでもAndroidでも何かしら記録があれば、確認してみて下さい。

ショートカットを使って自動取得したいが出来ない

さてここからはiPhoneユーザー向けです。
運動量なんて毎日気にしてたら、それはそれで健康に悪いので、たまに言われて気にしたい。
ショートカットappというあんまり使われてない純正アプリがあって、用意された動作を組み合わせてアプリっぽいものを作り、手動やアラームに連動させてキックすると自動で色々動く、という凄いやつです。
やりたかったことは以下ですが、結論から言うと全ては無理でした。

  • 朝のアラームを止めたらショートカットが起動
  • 昨日の歩数を通知してくれる
  • 先月平均と比較する
  • 達成度に応じてなんか良い感じのメッセージを返す
  • あるいは動いてない時だけ通知させる、など

何故無理かというと、以下の仕様がある為です。

  • ショートカットappで取得できるのは、分単位で記録されたiPhoneやAppleWatch、他社活動量計のデータソース。
  • 例えばiPhoneと、AppleWatchを使っていると同じ時間帯の歩数が転送され、ヘルスケアアプリで管理される。
  • 重複した時間帯は、ヘルスケアがユーザーが設定した入力デバイスの信頼度順にサマリーを表示する。
  • そしてヘルスケアアプリのサマリーを吐くAPIは無いので、ショートカットでどうにかするには、データソースをこねくり回すしかない。

大変クソだるいので、現実的ではないです。少なくとも公開共有は無理…。

朝起きたら昨日の頑張りだけ見ましょう

とはいえ思い出して見に行くのは絶対ダルいので、朝起きたら昨日の歩数を見ることにします。
既存の目覚ましを止めたら、問答無用で昨日の歩数を突きつけられるシステムにします。

トリガー設定

image.png
ショートカットを起動して、オートメーションから新規作成。

image.png
時間指定やその他トリガーも使えますが、今回はアラームの任意の目覚ましと連動させたい。

image.png
今回は、既存から今使っている目覚ましが、停止した時、にトリガーを引くようにします。
その他、スヌーズされた時や、新規のアラーム作成、ベッドタイムとの連携なんかも出来ます。

アクション設定

image.png
さていよいよ、アラートを止めた後の動作を指定します。とはいっても、どシンプルです。
アクションを追加から新規作成。

image.png
ヘルスケアを検索すると歩数という項目があるので、選択します。
これを選択するとヘルスケアアプリの歩数の画面に飛ばされます。
体温なら体温に飛ぶし、ヘルスケアサンプルを記録は違った挙動をして、指定した値をショートカットアプリ内でデータ入力します、画面推移はしません。ややこしい。)

image.png
以上です。次へをおします。

image.png
実行前に尋ねるをオンにすると、ショートカットを起動しますか?みたいなことを聞いてくるようになります。今回は問答無用で現実を直視したい為、オフにします。完了ボタンを押して、終わりです。
お疲れ様でした。

終わりに

Qiitaなので技術者(=リモート業務に変わった人向け)をちょっと意識して書いてみましたが、この話は全人類に当てはまって、確認だけなら簡単に出来ると思うんですね。もしちょっと見てみようと気になったら、周りの人のデータも是非一緒に見て、やべーやべーとか、ちゃんとやってるぜ俺とか、昼休みの話題にでもして頂ければ一番嬉しいです。

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