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富士通株式会社 デジタルシステムプラットフォーム本部Advent Calendar 2023

Day 20

【備忘録】開発未経験者がAzure open AIとエンハンス開発業務をした話

Last updated at Posted at 2023-12-20

注意事項

本記事は「富士通株式会社 デジタルシステムプラットフォーム本部 Advent Calendar 2023」の20日目の記事です。
記事の掲載内容は私自身の見解であり、所属する組織を代表するものではありません(お約束)。

はじめに

アプリのエンハンス企画は少し経験があります。開発は未経験です。JavaとJavaScriptがイチゴとイチゴミルクぐらい違うことは知っています。ハイ、スミマセン。

面接で迷言を残し後悔していた中、採用メールを受け取り晴れて私はエンジニアになりました。がしかし、現実では次から次へとよく分からないことが降ってくるのでアラ大変!
20日近い奮闘で一旦山場を乗り越えられたので、記事に残しておきます。

Azure Open AI studioとは

そんな生まれたての小鹿状態の私を救ってくれたのがAzure open AI serviceです。
早速自己紹介していただきましょう。
画像.png

OpenAI との違いは以下の通りです。

1.セキュリティ面

Azure open AI Serviceは入力情報がAIのトレーニングに利用されず、Microsoft Azureのセキュリティ機能を利用できます。入力内容がトレーニングに利用される可能性があるSaaS版のOpenAIよりも、高い機密性を確保できると言えます。

2.アクセスに申請が必要

AIの悪用や思わぬ損害を防ぐために、Azure openAI Serviceへのアクセスは制限されています。 Microsoft社との関係が構築されているパートナー企業や顧客が利用可能対象となっています。アクセスを希望する場合は社内での利用方法について、管理者に確認が必要です。

活用方法

1.エラー文の調査

例えば、現在のプロジェクトをビルドをするために、開発用のビルドコマンドを打ちます。
npm run dev

さてさて。。。。
画像.png
※パスは編集で非表示にしています。
ギャ!!!!!怖い!!!!(泣)
もっと優し~く教えてほしいんですけど・・・

というシチュエーションではAIに聞くのがうってつけなのです。方法は簡単で、エラー文をコピーして、Azure open AIのチャットエリアにペーストするだけ。

画像 (1).png

・・・ありがとうございます!!
なるほど、現在いるディレクトリが悪いということが分かりました。移動する方法まで教えてくれるんですね。
慣れてくると自分で解決できるようになるのですが、一番最初のなにがなんだか分からない期には大いに助けられました。

2.基本的な単語を質問する

個人的にはここが一番助けられました。例えば・・・

画像 (2).png
上司に聞くまでもない(もはや聞けない)ことも、AI相手ならなんでも、何回でも聞くことができます。ありがたいですね。

3.コード生成

もちろん、コード生成もお手の物です。たとえば、ボタンを押した時の挙動を制御するhogehogeClick()メソッドの作り方を聞いてみます。

画像 (3).png
エンハンス開発なので、既存のコードと生成されたコードを確認しながらコーディングを進めていくことができます。※鵜吞みにするのは危険ですので、参考程度に確認するのが吉です。

まとめ

こうしてなんとか開発業務を完了させることができました。

初心者でも開発がしやすい時代になったではないでしょうか。

開発は難しいですが、書けたときの達成感が気持ちいいですね。。

もちろん、知識や経験を増強していく必要がありますので引き続き精進します!

おしまい

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