6
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

【Linux】Linuxにおけるディレクトリの構成について

Last updated at Posted at 2021-05-02

#はじめに
LinuxのFHSの構造について曖昧だったので、自分用にまとめました。
Linuxの勉強を始めた初心者の方にも参考にしていただければと思います。

#FHSの構造
Linuxにおけるディレクトリ構成の基本ルールをFile Hierarchy Standard(FHS)と呼びます。
FHSにおいて、/ディレクトリ直下のディレクトリ構造は以下のように定義されています。

ディレクトリ名 用途 静的 共有可能
/ ルートディレクトリ
/bin 基本コマンド
/boot システムを起動するために必要なファイル ×
/dev デバイスファイル ×
/etc システムやミドルウェアに関する設定ファイル ×
/home ユーザのホームディレクトリ
/lib /binや/sbinにあるコマンドを実行するのに必要なライブラリ
/media リムーバブルメディアのマウント場所
/mnt 一時的なファイルシステムのマウント場所
/opt パッケージ管理システムでインストールされたプログラム
/proc プロセスの実行状況(CPU, メモリ, FSの使用状況など)を記載したファイル
/root rootユーザのホームディレクトリ
/run 実行中プロセスのデータ
/sbin システム管理者用のコマンド(起動・停止・再起動)
/srv システムで動くサーバ用のデータ
/sys カーネル・システム情報の疑似ファイルシステム
/tmp 仮想メモリ上の一時ファイル
/usr 第2の階層、ユーザが共通的に利用するプログラムやライブラリ
/var 可変データ(ログ /var/log、ロックファイル /var/lock、キャッシュ /var/cacheなど) ×

ディレクトリによって、以下の性質が異なります。

  • ディレクトリ下の階層が静的(書き換わらない)かどうか
  • ディレクトリを複数のマシン間で共有できるかどうか

また、/usrには、/と同様に/bin /sbin libのディレクトリがあり、コマンドやライブラリが置かれます。
FHSの定義では、/直下のディレクトリ側には、システムの起動・復元・復旧・修復するのに必要なコマンド群を置くべきだとされているみたいです。

6
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?