概要
問題を解きながら slice
メソッドを学習することができます。前回の記事では 「sliceメソッドとslice!メソッド」 についてまとめていますのでよろしければ御覧ください。
目次
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slice
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実践
- 問題
- 解答(解説)
- 別解
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まとめ
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参考文献
slice
sliceメソッドを使うことで文字列や配列から指定した要素を取り出すことができます。添字が 0番
からはじまるので考慮して引数を指定します。
例
array = [0,1,2,3,4,5,6] # 配列を作成
array.slice(1..3) # 配列の1~3番目を取り出し
#=> [1, 2, 3]
array.slice(1, 5) # 配列の1から5個分の要素を取り出し
#=> [1, 2, 3, 4, 5]
実践
問題
文字列の最後の2文字を3回繰り返し、出力するメソッドを作ってください。
解答(解説)
解答
def repeat_char(str)
char_length = str.length - 2 # 文字列の長さを出し最後から2文字を起点にしたいので-2をしている
char_slice = str.slice(char_length, 2) # 変数char_lengthから2文字取り出し
p char_slice * 3 # 3回出力
end
# メソッド呼び出し
repeat_char('apple')
repeat_char('orange')
repeat_char('melon')
# ターミナル出力結果
# "lelele"
# "gegege"
# "ononon"
別解
スタート位置を最後から 2番目 にするために、上記の例だと文字列の長さを取得してから -2
しています。
ここでは slice
の第1引数に -2
を指定することで取得しています。
別解
def repeat_char(str)
char_slice = str.slice(-2, 2) # 最後から2番目スタートにしている
p char_slice * 3
end
# メソッド呼び出し
repeat_char('apple')
repeat_char('orange')
repeat_char('melon')
まとめ
- 「slice」 は文字列や配列から引数で指定した要素を取り出すことができる
- 添字が0番からはじまるので取り出し時に注意する
- 「slice」 の第一引数に
-1
を指定することで任意の文字列や配列の「最後を取得」することができる