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【PHP】PHP_CodeSniffer でコードを整形する

Last updated at Posted at 2021-10-17

はじめに

チーム開発をしているときに各々のルールでコードを書いていたらいつのまにかコードがカオスに…。
なんてことないように同じルールにそってコードが整形されていったら便利ですよね。

PHPに PHP CS FixerPHP_CodeSniffer という 規約にそってコードを読み取ってくれるライブラリ があります。
今回は PHP_CodeSniffer について導入手順と使用方法について見ていきます。
(※ PHP CS Fixer、規約については後日執筆予定です。)

目次

Installation

codesniferを使用したいのは開発環境のみなので -—dev を付けます。

composer require "squizlabs/php_codesniffer=3.*" --dev

composer については以下参照。

Getting Started

PHP_CodeSniffer が導入できたのでプロジェクトで使用できるようになります。

psr-12 にそって検知・整形をしいきます。

# 規約に反している箇所を検知
./vendor/bin/phpcs --standard=PSR12 [対象ファイル]
# 規約に沿って整形
./vendor/bin/phpcbf --standard=PSR12 [対象ファイル]

Usage

オプションなど詳細な使用方法はこちらです。

使いやすいように

上のコマンドを毎回打つのは面倒です。(覚えられませんし…)
そこであらかじめルールを書いた設定ファイルを用意し、それを使用して使えるようにしていきます。

phpcs.xml

ルート直下にphpcs.xmlを作成。

touch phpcs.xml

PSR12 に対応。

./phpcs.xml
<?xml version="1.0"?>
<ruleset name="Custom Standard" namespace="MyProject\CS\Standard">

  <description>PSR12</description>
  <!-- 対象ファイル -->
  <file>./</file>

  <!-- 除外したいファイル -->
  <exclude-pattern>./vendor/*</exclude-pattern>

  <!-- 色を付けてわかりやすく -->
  <arg name="colors"/>

  <!-- s: エラー時ルール表示, p: 進捗表示 -->
  <arg value="sp"/>

  <!-- 適用規約 -->
  <!-- PSR-12 PSR-1が前提となっているので -->
  <rule ref="PSR12"/>
</ruleset>

コマンド

./vendor/bin/phpcs --standard=phpcs.xml 
./vendor/bin/phpcbf --standard=phpcs.xml 

カスタムコマンドの追加

さらに簡単に使用できるように composer.jsonscripts に追記していきます。

composer.json
"scripts": {
        "phpcs": "./vendor/bin/phpcs --standard=phpcs.xml",
        "phpcbf": "./vendor/bin/phpcbf --standard=phpcs.xml"
}

コマンド

直感的に使用できるようになりますね。

composer phpcs
composer phpcbf

おわりに

以上のような設定をチーム内で決めておくことで
規約に沿って開発をすすめることができます。
また、規約にそって書くという意識もチーム全体で芽生えるのかなと思いました。
このようにすることでコードレビューの際レビュワーも気にせず見れますし
可読性も上がっていると感じています!

参考文献

規約

GitHub

Composer

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