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MITライセンスです

Last updated at Posted at 2020-11-15

はじめに

私は自作したソフトウェアには、MITライセンスを適用しています。
MITライセンスとは、そのソフトウェアを使用者の自己責任で

  • 使用する→OK
  • 配布する→OK
  • 改造する→OK
  • 改造したのを配布する→OK
  • 商用利用する→OK

という自由度の高いライセンスです。

そしてMITライセンスを適用するには、比較的簡単な以下の条件
 ①著作権表示を記述する。
 ②MITライセンスの許諾表示を記述する。
 ③両者の記載個所は、ソフトウェアのすべての複製または重要な部分とする。

を守る必要があります。

それぞれの条件

①著作権表示を記述する。

よく見かける著作権表示で長いものだと、以下のように記述されています。

Copyright © [初回バージョンの公開年]-[最新バージョンの公開年] [著作権者の氏名] All Rights Reserved.

ただし法律的にはこれらすべてが必須なわけではありません。以下要素別に

  • Copyright:著作権表示であることを示します。ただしそれを示す法律上の記述は©であり、こちらは不要です。
  • ©(必須):著作権表示であることを示します。(C)や(c)ではなく、法律上は©が正式なマークとなります。
  • 初回バージョンの公開年(必須):このソフトウェアの初回バージョンを最初に公開した年です。
  • 最新バージョンの公開年:このソフトウェアの最新バージョンを公開した年です。法律上は不要です。
  • 著作権者の氏名(必須):このソフトウェアの著作権者です。本名でなくとも、世間に認知される名称であれば、例えばSNSのアカウントでもOKです。
  • All Rights Reserved.:「著作権者が権利を持ってますよ」という宣言です。法律上は不要です。

従って、著作権表示は以下で成立します。

© [初回バージョンの公開年] [著作権者の氏名]

②MITライセンスの許諾表示を記述する。

MITライセンスはこういうものですよ、という説明の「定型文」を記述します。
記述すべき定型文はこちらに記載されていますが、全文の替わりに全文を記載してるWEBページのURLを記述してもOKです。
従って

のいずれかを記述します。

③両者の記載個所は、ソフトウェアのすべての複製または重要な部分とする。

一般的には

  • ソースコード内の先頭にコメントで
  • ソフトウェアのトップ階層に配置した、ライセンス記載用テキストファイル

のいずれかまたは両方に記述するケースが多いようです。

私の場合

ファイルの作成

ソフトウェアのトップ階層に以下のファイルを作成します。これが絶対ではありませんが、GitHubのデフォルトであるためこうしています。

  • README.md
    最初に一読してほしい内容を記載したテキストファイル。
  • LICENSE.txt
    ライセンス記載用のテキストファイル。デフォルトから拡張子を付与しています。

README.mdの記述

ファイルの最後に以下を記述します。著作権と、このソフトウェアがMITライセンスを適用していること、LICENSE.txtを見てほしいことを記述します。
nnnmu24は私のGitHubのアカウントです。

# Lisence

This project is licensed under the MIT License, see the LICENSE.txt file for details

LICENSE.txtの記述

著作権表示の下にをMITライセンスの全文を記述します。
GitHubにアップする場合は自動で作成してくれるので、それに任せていますが、「(C)」と生成されるので「©」に変更してます(そのままでも問題になることはほぼありませんが、気持ちの問題で)
ファイル毎に複数のライセンスを使い分ける場合や、ファイル単位で流用されることを意識する場合はソースにも記載した方がよいでしょう。

MIT License

Copyright © 2020 nnnmu24

Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy
of this software and associated documentation files (the "Software"), to deal
in the Software without restriction, including without limitation the rights
to use, copy, modify, merge, publish, distribute, sublicense, and/or sell
copies of the Software, and to permit persons to whom the Software is
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The above copyright notice and this permission notice shall be included in all
copies or substantial portions of the Software.

THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS", WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR
IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE WARRANTIES OF MERCHANTABILITY,
FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND NONINFRINGEMENT. IN NO EVENT SHALL THE
AUTHORS OR COPYRIGHT HOLDERS BE LIABLE FOR ANY CLAIM, DAMAGES OR OTHER
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