はじめに
インターネットの技術を学んでいく中で、「RFC」や「プロトコル」という言葉をよく目にするようになりました。
この記事では、私が学んだ「RFC」や「プロトコル」について、初学者の視点で分かりやすくまとめてみます。
RFCとは?
✔ RFCって何?
RFC = Request for Commentsの略
直訳すると「コメント募集」「意見を募る」になりますが、実際はインターネット技術の設計書や仕様書のような存在です。
例えば...
といった普段Web開発で耳にする技術に関するルールが、RFCとして定義されています。
✔ RFCに絶対従わないといけないの?
いいえ。でも従うと良いことが多い。
RFCは「インターネット技術の標準化を目指す提案書」なので、法的拘束力はありません。
ただし、RFCに準拠して作ることで、他のサービスやライブラリと整合性が取れるため、事実上の業界標準として広く使われています。
✔ RFCは誰が決めているの?
IETF(Internet Engineering Task Force)という組織によって作成・管理されています。
- IETFは、インターネット技術の標準化を進めるための国際的なコミュニティ
- 誰でも仕様を提案でき、世界中の技術者で議論・合意を経て、正式に公開される
つまり、RFCを決めているのはIETFと言えますが、実際は世界中の技術者によるオープンな議論と合意の産物と言えます。
✔ RFCの中身を完全に理解しなければならないの?
いいえ。必要ありません。
RFCはとても網羅的・厳密に書かれており、フルで読むには専門的な知識も必要です。ですが、私たちがWeb開発などでRFCを扱う場面では、次のような姿勢でOKです。
シーン | RFCとの付き合い方 |
---|---|
Webフレームワークを使う | フレームワークがRFCに従っているかどうかを意識する |
HTTPヘッダーを扱う | 必要な仕様部分だけ該当RFCを見る(例:Content-Typeなど) |
新しい通信方式を設計したい | RFCを参考にプロトコル設計を行う |
RFCは「必要に応じて辞書のように参照する資料」と捉えると良いでしょう。
✔ RFCって何のためにあるの?
ここまで読んで「じゃあRFCって一体、何のルールを書いているの?」と思った方もいるかもしれません。
中身を読んでもらえばわかるのですが、その多くは「プロトコル」と呼ばれる通信ルールの仕様書になっています。
プロトコルとは?
✔ プロトコルって何?
コンピュータ同士が通信するときのルール・手順のことです。
具体的には、以下のようなことを定めています。
- どんな形式でデータを送るか(例:JSON?HTML?)
- どの順番でやり取りするか(リクエスト → レスポンス)
- エラーが起きたときはどう返すか(例:404 Not Found)
- 文字コードや暗号化の方式(例:UTF-8, TLS)
- データをどのように分割して送るか(チャンク・ブロック単位)
人間で言えば「会話のマナー」のようなもので、共通のルールがあるからこそ、相手と正しくやり取りができます。
💡 補足:チャンクやブロックって?
インターネット上で送られるデータは、すべて最終的に0と1のバイナリに変換されます。こうした大量のバイナリデータを効率よく扱うために、プロトコルによってはチャンクやブロックと呼ばれるかたまり単位に分けて送信する方法が定められています。
そのかたまりが「チャンク」や「ブロック」です。
-
チャンク
- HTTPなどで使われる、サイズが柔軟に変わる分割単位
- サーバーが送りたいデータを少しずつ複数回に分けて返すときに使う
-
ブロック
- TLSや暗号通信などで使われる、決まったサイズで分けられたデータの単位
- 各ブロックは暗号化されたり、チェック用の情報がつけられたりする
まとめ
✔ 結局、RFCって何? プロトコルはどう関係しているの?
RFCはインターネット技術全般の仕様やルールをまとめた文書群です。
多くのRFCが、HTTPやTCPなどの通信プロトコルの仕様を定めるために使われています。
たとえば...
すべてのRFCがプロトコルに関係するわけではなく、メールのマナーやファイル形式なども存在します。
参考
より詳しくRFCについて知りたい方はこちらが参考になりそう