初めまして。都内でAWSエンジニアをやっているスットンと申します。Qiitaには技術的に優秀な先輩方がたくさんいらっしゃいますので、私はエンジニアのためのドキュメント作成術を書いてみたいと思います。
ドキュメントに見た目の美しさを付加してみる
エンジニアの皆様は世間一般のイメージと裏腹に、提案書、見積書、設計書、手順書や処理イメージ画像など多くのドキュメントや図面を日々作成していることと思います。しかし、WEBデザインやDTPなどの一部のIT分野の専門家を除けば、色彩やデザインに関する教育はあまり受けていないのではないでしょうか。なので、せっかく苦労して作った資料や図面が見た目的にイマイチという場面に遭遇しがちです。
色彩やデザインは理論とテクニックの集合体(学習で身につくもの)
色彩や造形美という視点でのデザインという場合、「才能やセンスの良さが必要」、「自分には芸術の才能なんてない」と感じている方も多いかもしれません。私自身ある時期までそのように考えておりましたが、デザインに関する学習や実践を通して確信に至ったのですが、美しい色彩や造形美もまた理論や手法の集合体であり、学習を通して後天的に身に着けることができる体系であると言うことでした。
私は学生時代、芸術・美術にまったく関心がなく、試験勉強もせず、課題も提出せずでしたので、美術の成績は本当にひどいものだったのですが、その後、デザインについて学び、エンジニアでありながらデザイン能力を認めて頂き、営業部門のサポート(色彩の指定や文書フォーマットの作成など意匠面でのディレクション)を頼まれることも出てきました。
そこで社会人となってから身に着けたデザインに関する考え方、テクニックを連載したいと思います。自身で作成した提案書、説明の図面、色彩などがなんだかイマイチだなとか、格好がつかないなと感じている方はこれから連載する記事を読んで参考にして頂ければと思います。ほんのちょっとした知識とテクニックがあるだけでドキュメントや図面のデザインはかなり美しくなるのです。特にお客様に直接読んでいただく提案書などは見た目が美しいと入札結果にも良い影響が出てくることでしょう。
◆本連載の目次はこちら
https://qiita.com/sutton/items/8343491cf1f9b3f65129