デザインが美しいフォントに変更するだけで資料も美しくなる
Windowsで長らく使われてきたMSゴシックで書かれた文書です。ちょっとだけ小さな変更を加えてみましょう。色彩編等で後述しますが、装飾がうるさいので色彩と文字装飾を取り除きます。モノクロになったMSゴシックの文書の書体を変更してみましょう。
いかがでしょうか。別の項で説明しますが、色彩を一旦取り除き、書体を変更してみました。たったこれだけで大きく印象が変わりました。文字・書体の美しさは文書の見栄えに大きく影響します。
フォントの選定により文書は美しくなる
- 日頃から気に入った書体・フォントをいくつか見つけておく
- 文書の内容により書体を選択する
フォント・書体に関する注意点
- フォントがインストールされていない環境では再現されない場合があるに注意
- 標準フォントではない場合、フォントの埋め込みが必要
標準フォントのみで仕上げることが推奨です。特殊なフォントを使用した場合、ファイルにフォントを埋め込むか、画像にしてから取り込むなどの作業が必要な場合がありますので、標準フォントや広く普及したフォントを利用しつつ、一部、特殊な商用フォント等を画像で取り入れるといったことも必要となります。
また、フォントを埋め込む場合はファイルサイズが大きくなってしまうなど別の問題もありますので注意して下さい。
付録
◆本連載の目次はこちら
https://qiita.com/sutton/items/8343491cf1f9b3f65129
◆個人的に大好きなMSゴシック
MSゴシックは個人的にも長く使っており愛着があり、私はTeraTerm等のターミナルエミュレータでは必ずこのフォントを使用しています。しかし、MSゴシックはパソコンやディスプレイの性能が低く視認性が低い時代に、そういう状況に合わせて読みやすくデザインされたフォントです。デザインに配慮した書類を作成する上ではこのフォントは向いていないように思います。
◆著者の環境について
Windows 10 Home に Microsoft Office2016 をインストールした環境で標準インストールされているフォントを利用して解説しています。
MacOSXやiOS端末はかなり昔のリリース当時よりフォントが美しかったので文書閲覧用に一家に一台あってもよさそうですね。