元ネタ → ダメな技術書の見定め方 - Qiita
ダメな技術書は、買わないことが最善の選択なのですが、何かの間違いでダメな技術書を買ってしまった場合に、せめてもの利用法について書きます。
ダメな技術書とは
良い本を選ぶにはダメな本を知らないといけないこと
良い本、ダメな本というのは個人の価値観(好み)に大きく影響されます。
結局は、ダメな本に多く触れ、どんな本が自分にとってダメな本で、どんな本が自分にとって良い本なのか、自身で経験して学ぶしかありません。
良い本と売れる本は違うということ
本を買う人は良い本が欲しいのは当然ですが、出版社の都合としては「売れる本」が欲しいのです。
せっかく良い本を作っても売れなければ、事業の継続ができず、絶版、入手困難となってしまいます。
売るために、やや誇張が入った造りになるのはしかたがないと個人的には思います。
技術書の賞味期間は短いということ
出版社の事情として、早く本を出さないと、時期外れになってしまいます。
このため、「早さ」と「内容」のトレードオフになり、「早さ」が優先されると内容、品質が落ちます。
この点は割りきって考えるしか無いでしょう。
(まれに「早さ」と「内容」の揃った名著が生まれたりするので、一概には言えません)
人間には相性というものがあるということ
人間には個性があり、好みは人それぞれとしか言いようがありません。
例えば、同じことを説明するにしても、まわりくどいくらい丁寧に説明するのが好きな人もいれば、シンプルに必要最小限の説明が好きな人もいます。
その違いによって、読みやすさ、わかりやすさが、人によって違ってきます。
こればかりはどうしようもありません。
ダメな技術書のそれなりの利用法
1 ダメな技術書を捨てるのに躊躇してはならない
時間は限りのあるの貴重なリソースです。
ダメな本に付き合うよりも、もっと自分にとって有意義なことに自分の時間は使うべきです。
2 今の自分には無理でも後で理解できる本もある
定評のある本で、頑張って読んでみたけど分からなかった、という場合など。
スキルが上がると、ある日突然に、「読める」ようになります。
3 キーワードを抜き出す
キーワードを抜き出して、インターネットで検索し、解説しているWebサイトを見つけます。
キーワードを知らないと、検索することすらできません。
抜き出したキーワードがバズワードだとしても、バズワードはバズワードなりに利用方法があります。
4 期待した内容と、書かれている内容の違いについて考える
なんで、自分はこんな本を買ってしまったのだろうか。その理由を考えてみます。
そうすることで自分の思考のクセ(自分の犯しやすい失敗)を知るわけです。
自分の犯しやすい失敗を把握することは、技術書選びだけでなく、実生活でも役に立ちます。
5 著者や出版社をブラックリストにいれる
なるべく、その出版社や、その著者の技術書は買わないようにします。
終わりに
えー、すでにお気づきのことと想いますが、私も結構ダメな技術書に引っ掛かっています。
それでもなお。技術書は自分でお金を出して買ったほうが良いと思います。