まず
成功とは言いがたかった。
全体的にGitでの管理を行いたかったのだけれども、そもそもの知識レベルなどを考慮した結果、一部の重要ファイルのみをGitで管理することにしたこと。
ただ、バージョン管理するということと毎朝Cloneすることについては周りの理解者の協力もあったり、他の方も技術者としての興味でなんとかなった。
内容は1年前の話なので、ネットワーク業界が変わっていることを期待している。
ネットワーク業界ファイル管理あるある
- ファイルは日付管理&oldフォルダ
- コンフィグの元ネタはExcelで作成
- 構成図はお金があるPJはCAD/Visio、お金がないとパワーポイントなどのOfficeで作成
- 一応設計資料が消えても大丈夫なようにHDDまるごとバックアップは取ってる
- バージョン管理システム導入してるけど、使い方がデータ共有みたいな形になっていて変。
- というかバージョン管理って何?という人が大多数
こんな感じですかね?違います?
少なくとも私が経験した、何箇所かの某ISPの某NWのPJではこんな感じだったような。
クソ食らえっていつも思っているんですが、社会とは怖いもので、飼いならされてしまうんですね。
導入したいよぉ
今回Cisco製品等のコンフィグを管理したいということではなく、とある有償ソフトウェアで吐き出されるファイルをソフトウェア自体で管理できればよかったのですが、そんな機能はないけれど、品質の保証とレビュー、勝手なファイル更新をさせたくなかったので導入しようと至った。
現状
現状を示した図がこれ。
サーバにファイルを保存すると誰でも編集可能であり、編集されてしまうと全員に影響が出る。
詳細図。前はこんな感じで作成していました。
一応試作はローカルでやるんですけどね・・・そうじゃないときもあります・・・。
提案
どういう体制にしたいかというのがこれ。
要はレビュー通らなかったものはサーバには保存させない。
万が一誰かがサーバ上のものを編集しても、それはマスターではないから、
リポジトリから持ってきて上書きしますよと。
なんとかなるだろう!
とりあえず環境作って使わせて飼いならそう!
環境自体は極力優しくなるよう、Tortoise GitとGitbucketを使った。
そして翌日。
まあ、説明もほとんどなく使わせたものだから、当然競合やら無視する人が出てくるわけです。
さて、どうしたものか
教育資料面倒だよね・・・本読んでくれたりする人はいいけど、理想論なので・・・。
そこで、興味ある奴だけ重要なファイルをいじることにして、そいつらでまわそう。
そうすれば、重要ではないファイルがたとえ変な変更が入っていたとしても、取り返しが付く。
ただし、どんなファイルでも誰がいじったかは明確にしようということで、編集者はファイル内に変更日時と名前を書くように義務付けた。
さらに翌日。
お、困る人が減った。説明してもぽかーんとする人も減った。
切捨てたほうが最初やりやすいね!ととりあえずPJ的には最後までこの方法でやり通した。
まとめ
- ネットワーク屋さんでもGitの可能性が見えてきた
- Windowsがまともに扱えればなんとかなる優しさになってきた
- ファイル編集する人が2~3人だと声がけでいいけど、それより増えたら迷うことなく導入で良さそう
- 色々なファイルをバージョン管理したいという要望が出てきた
- 沢山の競合が起きた!
- gitbucket版pull request便利!
- あと少しすれば、チャットとの連携もいける気がする!
oldフォルダと日付や連続するアルファベットが付いた設計資料が消えるときが来て欲しいものだ。。。