前回の記事ではiPhoneLiDARでスキャンした現実の物体を3Dデータ化して、NeosVR空間内に持っていく方法を紹介しました。
ただ、上記の方法のみだと、オブジェクトを自身のアバターがすり抜けてしまうという問題が生じます。
現実の物体や空間をVR空間内で体験する際、壁にあたってキャラクターの動きが止まったり、道に沿って歩けないと、イマイチ臨場感や現実感が再現できていないと感じるかもしれません。
この問題を解決するためには、NeosVRに用意されている「CharacterCollider(当たり判定)」という設定をオブジェクトに反映する必要があります。
※詳しくはNeosVRWikiを参照
この方法を活用すると、以下のツイート通り、オブジェクトに当たり判定が設定され、道に沿って歩いたり、壁に当たるとアバターの動きがしっかり止まるようになります。
CharacterCollider(当たり判定)の追加方法
以下の手順で当たり判定を設定していきます。
1.メニューから「インベントリー」を選択
2.「EssentialTools」から「CharacterColliderSetterTip」を選択

3.ワールド内に出現した「CharacterColliderSetterTip」を装備する

4.装備完了後、当たり判定を追加したいオブジェクトにレーザーを当てトリガーを押す(マウスなら左クリック)

画像では表示されてませんが、オブジェクトが一瞬だけ緑色に点滅したら、CharacterColliderの設定が反映されます。