初期の scroll の割り当て値が90%と高く、CV地点がページ内離脱を前提としている際の分析の際に困るため。
個別にscrollの値を設定し、離脱ポイント毎の数字を出すことで、擬似的にヒートマップのように離脱地点を閲覧できるようにする。
方法に関しては、下記記事を参考に「Google Tag Manager」も使用。
当該記事の手順では「15,30,45,60,75%の範囲がそれぞれアクション計測されてしまい、GA4上のUIではまとめて表示されてしまう」仕様となるため(GA4の「レポート>エンゲージメント>ページとスクリーン」の画面の場合)、WEB解析時の利便性を考慮し、個別に割り当てて行く設定を行う。
Google Tag Managerの設定
まずはGoogle Tag Manager(以降GTMと省略)の設定からご紹介します。「変数」の設定で「Scroll Depth Threshold」を追加します。
「トリガー」の項目で以下の画像のように、計測したいスクリーン距離を個別に指定していきます。
設定は以下の通りで、スクロール距離の割合に任意の数字を指定してください。(今回は15%区切りで個別に設定)
次に「タグ」の項目でGA4のイベントにて、トリガーを割り当て、GA4上に実装されるイベントを作成していきます。
各距離毎に、以下の画像を参考に設定します。
イベント名はGA4上で表示されるため
・半角英数字
・GA4上で視認した際に意味がわかるもの
にしておきましょう。
パラメータ名:percent_scrolled
値:{{Scroll Depth Threshold}}」
スクロール距離ごとにタグの設定が終わったら、右上の「公開」画面を押して、タグ実装します。
※注意
GA4へのデータ反映は1日ほどかかるので、ここで一旦作業停止し、後日、GA4上の設定を行います。