はじめに
この度、2024年10月に基本情報技術者試験を受験しまして、合格しました。
IT系の仕事をしているので元々取らなきゃなあとは思いつつ、仕事の忙しさにかまけたり教科書の分厚さに辟易しているうちに時間が過ぎ、今回やっと受けてみることにしました。
結果、2ヶ月ほどで余裕で合格することができたため、備忘録として勉強法とコツを書いておきます。
【試験結果】
- 得点(科目ABともに1000点満点で、両方600点以上で合格です)
- 科目A: 810点
- 科目B: 815点
▼科目Aの勉強法
科目Aとは、90分60問の試験で、出題範囲がめちゃくちゃ広いです。ただ、IT系の仕事の基礎が詰まってる感じがあり、やって無駄ではなかったのかなと感じています。
基本情報技術者試験の勉強時間農地、多くは科目Aの勉強に割くことになるのではないかと思っています。
この勉強法については、たぶん誰に聞いても同じで、
- 知識をインプットして
- 過去問を解いて
- 過去問で間違えたところ、不安なところを再度インプット
を繰り返すだけです。
最終的に初見の過去問も模擬試験形式で安定して85%の正答率が出せれば、科目Aの合格は固いと思います。
1-3について、それぞれ詳細に書いていきますね。
(1)科目AのインプットはYoutubeがいい
多くの人が参考書を買うと思いますし、私も最初買ったのですが、分厚過ぎて持ち歩くのが嫌になり、やめました。
そこでおすすめなのが「youtubeを参考書にしてしまう」です。
【基本情報技術者試験YouTuber】すーさん というYoutubeチャンネルがおすすめで、私はプレイリストを全部視聴することしかしてません。
各動画の最後にその動画の学習範囲の過去問が出てきて解き方を教えてくれるので、なんかできてる気分になれておすすめです。
(2) 過去問をひたすら解く
いわずとしれた 基本情報技術者 過去問道場を解きまくる、で良いと思います。
使い方としては、しっかりと時間をとって模擬試験モードで80問1セットで解きまくる、です。
分量としては令和2-5年の免除問題と平成28年秋-令和元年秋まで11回分を解きました。
免除問題は最近の基本情報技術者試験の傾向を掴めるので、個人的におすすめです。
(3) 過去問で間違えた部分、不安な部分を再度インプット
(2)で不安な部分を、ネットで調べたり動画を見直したりして再度インプットします。
ここで、最初に買って読まずに詰んでいた教科書が生きてきました。
動画を見直すのって相当めんどくさくて(どの動画か覚えてないし)、本の索引で調べるほうが楽だったので再インプットのフェーズでは本を活用していましたね。
なので、もう動画見て、ひたすら過去問解いてればいけます。それ以上でも以下でもないです。
▼科目Bの勉強法
科目Bは受ける人のプロフィールによってかなりアプローチが変わると思っています。
正直プログラムをよく書く人なら勉強しなくても良いです。
私はVBAやPythonは仕事で少し書いたりすることもあるもののガッツリ書くわけではなく、何も勉強せずにサンプル問題・公開問題を解いてみたところ、「ほとんど自力で解けるが、時間がかかる」という状態でした。おそらく、コツが何かあるのだろうと思って「出るとこだけ!基本情報技術者 科目B」という参考書を買って」といてみたところ、トレースという概念に出会いました。
これはこれで問題を解く正確性を上げるのには良かったと思っています。
しかし、いかんせん正直に上から下まで全問トレースしていると時間切れになります。
科目Bを制限時間内に解き切るために
科目Bで時間がかかるのはアルゴリズム問題だと思います。
効率の良いアルゴリズム問題の解き方としては、
- 問題文最初のプログラムの趣旨をしっかりと読み、理解する
- どういった処理をやっていそうかを想像する(選択肢は読まない)
- 2を踏まえて、プログラムを上から下まで眺める。(2と乖離していたら大人しくトレースしましょう)
- 理解できない部分があればトレースをして、処理が理解できた時点でトレースをやめて、解答する
になるのかなと思っています。
これで、3分残した状態で無事全問解き切ることができました。
解いている間に3までできれば、大体選択肢は2-3択に絞れると思うので、最悪分からなくてもそれで埋めてしまいましょう。
最後に
範囲は広いですが、勉強すれば誰でも取れる資格だと思います。
これから試験を受ける方は参考にしてみてください。