ごきげんよう
showです。
この記事は
「スマートスピーカー 2 Advent Calendar 2018」
の18日目の記事です。
昨日、「スマートスピーカーを遊びたおす会」のVol.4を開催させて頂きました。
■イベントのconnpass
https://connpass.com/event/109561/
僕も一応主催扱いになっていますが、90%が田中みそさん @miso_develop が仕切ってくれています。
なので僕は運営サポートの方が立ち位置としては近いかもしれないです。
#僕が何を話したか
今年のアドベントカレンダーにも記載させてもらっているEchoShowまわりとXperia Ear Duoについて主に話しました。
■AndroidユーザーならXperia Ear Duoすごいぞ
https://qiita.com/surumegohan/items/76ff4f589bfca45e2dbc
■EchoShowでAPLを使って告白される
https://qiita.com/surumegohan/items/be1a2d3f13eb3664a64f
そして、今作成している「ヒロインとデート(仮)」というClovaスキルについてデモ動画をやらせていただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=KY_9i-C6LwI
#「ヒロインとデート(仮)」のVUIデザイン・設計思想
ここからは僕個人の考えであり、必ずしもベストプラクティスとは限りません。
VUIのデザインにおいて重要なのは、Webページやスマホアプリのようなツリー型のドリルダウン構造は適していないことです。
例えば以下のような例は必ずしも適していないです。
VUIのデザインは人間が意図しない状態で、「そういえばアレは?」 となる場合があります。
上記デザインですとそれに適応できません。
なので、以下のようなフラットをイメージした方が良いと僕は考えています。
これを念頭に、深堀していっても他の選択ができるような設計は以下になります。
##「ヒロインとデート」の場合の例
動画中にありますが、「上野駅」に行きたい旨をユーザーが話すと、上野動物園についての話題になります。
ツリー構造のみですと、ここで「鶯谷駅」や「渋谷駅」等は選択できません。
もしくはいちいちYes/Noを求められます。
「ヒロインのデート」のデモ動画の場合、デートの行先として、結城琴葉ちゃんから山手線の駅名を聞かれますが、「動物園」や「水族館」などの設備名でも対応するデザインになっています。
また、想定外の場合は「他のところにしませんか?」 などのエラーメッセージを流すようにしています。
デモ動画では冗談として流しましたが、エラーハンドリングとしての発話も重要です。
かつ、僕が目指しているところは位置情報を用いることなので、そうなるとツリー型のみでは対応しきれません。
AlexaDevSummitの一部のセッションでもフラット型をイメージする旨がありましたが、VUIのデザインとしての品質をあげるには、このような設計も必要になると考えています。
#というわけで
人間の音声操作で、会話を表現しようとすると、VUIの設計思想はツリー型のみでは厳しいと考えています。
誰かの参考になれば幸いです。
以上