Raspberry Pi ハードウェア
- Raspberry Pi 2 Model B (3 ではありません)
- SDカード 16GB(Class10)
Raspbian の設定
起動用 SD カードの作成
Windows の PC で以下の手順を行う。
Raspberry Pi のサイトから、NOOBS をダウンロードする。
今回は、以下のファイルをダウンロードした。
NOOBS
Offline and network install
Version: 1.9.2
Release date: 2016-05-27
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍する。
解凍したファイルの中の"INSTRUCTIONS-README.txt"に書かれている以下の手順を行う。
- フォーマットツールの SDFormatter をダウンロードする
- SDFormatter をインストールする
- SDFormatter を起動し、"オプション設定"をクリックし、論理サイズ調整を"ON"にする
- "フォーマット"ボタンをクリックする
- フォーマットしたSDカードに、解凍した NOOBS ファイルをコピーする
- SDカードを Raspberry Pi に差し込み、電源を入れる
Raspbian のインストール
ここからは、Raspberry Pi での作業
NOOBS の画面が表示されるので、"Raspbian" にチェックを入れ、"Install" をクリックする。
画面下の"Language"、"Keyboard" はデフォルト(Language: English, Keyboard: gb)にしておく。
プログレスバーが 100% になるまで待つ。
約25分後、
"OS(es) Installed Successfully" と表示されるので、"OK" をクリックする。
Raspberry Pi が起動して、自動的にログインし、ウィンドウシステムが起動され、Raspberry Pi のロゴが表示された画面となる。
画面左上の LXTerminal のアイコンをクリックして、LXTerminal を起動し、バージョンなどを確認してみると以下のようになっている。
$ cat /etc/debian_version
8.0
$ cat /etc/issue
Raspbian GNU/Linux 8 \n \l
$ echo $LANG
en_GB.UTF-8
Locale, Timezone の設定
"Menu" - "Preferences" - "Raspberry Pi Configuration" を選択して、設定画面を表示させる。
"Localisation" タブを選択し、"Set Locale" をクリックする。
以下のように選択し、"OK" をクリックする。
Language: ja(Japanese)
Country: JP(Japan)
Character Set: UTF-8
"Set Timezone" をクリックする。
以下のように選択し、"OK" をクリックする。
Area: Asia
Location: Tokyo
"Raspberry Pi Configuration" の画面の "OK" をクリックすると、リブートの確認画面が表示されるので、"Yes" をクリックする。
再起動後、ごみ箱の文字が化けている。
文字化けの解消
LXTerminal を起動し、以下のコマンドを実行する。
$ sudo aptitude -y install jfbterm
実行中の画面の表示は文字化けしているが、コマンドプロンプトが表示されるまで待つ。
コマンドプロンプトが表示されたら、以下のコマンドを実行する。
$ jfbterm
ウィンドウシステムが終了し、左上にコマンドプロンプトが表示されるので、以下のコマンドでリブートする。
$ reboot
再起動後、文字化けが解消されている。
キーボードの設定
デフォルトでは英語のキーボードになっているので変更する。
"Menu" - "設定" - "Raspberry Pi の設定" を選択して、設定画面を表示させる。
"ローカライゼーション" タブをクリックする。
"キーボードの設定" をクリックする。
以下のように選択し、"OK" をクリックする。
Country: 日本
Variant: 日本語
"Raspberry Pi の設定" の画面の "OK" をクリックする。
フォントの設定
フォントのインストール
MigMix フォントを使いたいので、以下のコマンドで MigMix フォントをインストールする。
$ sudo apt-get install fonts-migmix
System Font の設定
"Menu" - "設定" - "Appearance Settings" で設定画面を表示させ、
[MigMix 2M Bold 12] に設定する。
LXTerminal のフォントの設定
"編集" - "設定" で設定画面を表示させ、
[Migu 1M 12] に設定する。
日本語入力の設定
今回は、Google 日本語入力のオープンソース版である Mozc をインストールする。
以下のコマンドを実行する。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install uim uim-mozc
正常に実行できたら、
"Menu" - "Shutdown" - "Reboot" を選択し、リブートする。
再起動後、画面右上に "Mozc" のアイコンが表示されている。
キーボードの "半角/全角" キーで、日本語入力の切り替えができるようになる。
参考
Raspberry Pi 2 で日本語表示/入力できるようにする
以上で、基本設定は終了。