前提
前回投稿したこの記事の続きです。
Team Viewer教の信徒になる
(贅沢にも)家庭内リモデできる環境を求めていくつか最近のリモートデスクトップアプリを触ってみた。
- Team Viewer:我が家の最適解。Ubuntu、iPad OSに対応。Team Viewerのアカウントを作成してサインインしておけば、リモデ先端末を登録してパスワードレスで接続可能&起動状態(オフライン/オンライン)がわかる。個人利用であれば機能のほとんどを使えるようなので外出先からつないだりも可能。個人的には、過去にIT介護用途で実家の母のiPadに接続した実績あり。
- Chrome remotedesktop:Linux/ChromeOS未対応。Windows/Mac環境であれば当然こちらが最適解。
- Splashtop:最近まで仕事で使っていた。環境にもよると思うが遅延が結構ある印象。検証はしていないけれど、同一LAN内であれば無料版で事足りるが、インターネット経由のアクセスは少額だが課金が必要みたい。
- シン・テレワークシステム:新型コロナで需要が高まった3年前くらいに当時持っていたWindowsのノートPCで検証実績あり。リモデ元端末はHTML5対応のブラウザが使えれば良いが、リモデ先端末がWindows端末限定。
そんなわけでTeam Viewer教徒になりました。
リモデ先(Ubuntu)でやったこと
- 公式ページに従ってインストール
- Team Viewerアカウントの新規作成&ログイン
- リモデ先端末のデバイス割当
リモデ元(iPad)でやったこと
- Team Viewerインストール&作成したTeamViewerアカウントでログイン
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Team Viewerの各種設定
- リモートカーソルを表示:有効(詳細は後述)
- Face IDでロック解除:オフ(アプリ起動のたびに認証が入るので煩わしい)
- Clipboard synchronization:有効化(iPad⇔Ubuntuでクリップボードを共有。そこまで使わないけど、便利) -
iPadの各種設定
- 自動ロック:なし(後述の課題によりBluetoothキーボードを直でUbuntuに接続しているので一定時間iPad側を操作しない時間があり、放っておくと勝手に画面OFFになってしまうので…)
- 外部ディスプレイのステージマネージャをオン(16:9のディスプレイに全画面でUbuntuの画面を表示できる)
困りごと
これはまじでたくさんありますが、四苦八苦するのが楽しい。それがエンジニア(白目)。
iPad越しの日本語入力がおかしい(無理やり解決)
iPad⇒Ubuntuの環境で文字入力する際に、iPad側の日本語入力が有効になっているとTeam Viewer左上にiPadの予測変換が表示される
その状態で入力を継続すると誤字がひどくなる(例:そのででで入をを継続ととと字字が酷くなる)
原因はこのあたりかな…
- 解決策:iPad側の日本語入力をOFF(CapsLock押下)
ただし、iPadはタスクバーがあってそこにIMEの表示を出す的な機能はないので、都度確認が必要。あと今のところUbuntu側の英字⇔かな入力の切り替えが不可。不便すぎるので暫定で複数デバイス接続可能なbluetoothキーボードでiPad⇔Ubuntuを行き来してます。
スクロールどうする問題(無理やり解決)
これはもう接続元の端末がiPadだから仕方ない…
Team Viewerが用意した操作方法はマウスモード、タッチモードの2種。
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マウスモード:スクロールはマウスのものが使えるが、マウスカーソルを左クリックを押し続けることで移動。不便すぎる…
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タッチモード:マウスカーソルはPCライクに移動できるが、スクロールは左クリックを押しながらドラッグ。不便すぎる…
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解決策:Bluetoothマウスを直接接続
不便すぎたので、MX ERGOのUSBレシーバをMac miniに接続。Solaar(Logitechキーボード、マウス、およびトラックパッド用のLinuxマネージャー)を利用したらUSBレシーバとも問題なく接続できました。
(デフォルトだと接続先のマウスカーソルが表示されないのでTeam Viewerの設定で「リモートカーソルを表示」を有効化)
Ubuntuのソフトウェアアップデートを実行するとTeamViewerが切断される(解決?)
ネットワークが逼迫するせいなのか、ソフトウェアアップデートとTeamViewerが共存できない。ソフトウェアアップデート実行時に100%Team Viewerが落ちる(&復活しない)ので生存確認のために、Mac miniとディスプレイをHDMIでにつなぎ直していた。で、だいたいWifiが切れている。なぜ…
- 解決策:Ubuntu側で作業中はソフトウェアアップデートを実行しない&念の為NetworkManagerを日次で再起動
万一他の原因で接続できなくなっても、さいあく放っておけば翌日には接続が復活するはず…
これからもよろしく
とりあえず、作業ができる環境になったので勉強用にいろいろと使ってみようかと思います。前の持ち主が16GBにメモリ増設してくれたおかげでリソースが有り余っているので何かしらのハイパーバイザーをインストールして仮想マシンでも立ててみようかな。
最終的に背面はこんな感じ。
HDMIポートが埋まっていないとTeam Viewerが著しく遅延するのでダミープラグ(Amazonで¥650)を挿入