ふと思い立ったので共有します。クラウドを開発する・使う上でよく使う基本用語です。セキュリティ用語にもちょっと触れています。今後も追加するかも知れません。
| 単語 | 意味 |
|---|---|
| Authentication (AuthN) | 「自分は誰なのか」を証明すること。通常はパスワードや証明書が使われる。認証。 |
| Authorization (AuthR) | リソースを使う許可を得ること。認可。AuthNとの違いをざっくり例えると、AuthNは建物の入口での入場申請で、AuthRは建物内でどの部屋に入れるか。 |
| Compromise | [セキュリティ]セキュリティ上の脆弱性やパスワード盗難等によってユーザアカウントやネットワーク資源が攻撃者に乗っ取られた状態を指す。 |
| Deploy | [動詞] サービスやアプリケーション等を展開する行為。「アップロード」はデプロイの手段の一部。「デプロイする」 |
| Deployment | クラウド上にユーザが展開したサービスやアプリケーションのこと。テナントともいう。 |
| Disaster Recovery (DR) | 自然災害などでデータセンターが機能を喪失した場合、地理的に離れたデータセンターでサービスを継続するための仕組み及びプロセス |
| Downtime | 障害やメンテナンス等によるサービス停止期間。ダウンタイム |
| Endpoint | サービスが公開されているアドレス。URLであることが多い |
| Incident | 障害。インシデント |
| Lateral movement | [セキュリティ] 攻撃者が、アクセス可能なネットワーク資源を次々に取得しながら移動すること |
| Live Site Incident (LSI) | インシデントのうち、特に広範囲にわたって影響を及ぼすものを指す。対処の優先度が高い場合が多い。単にlive siteと呼んだりもする |
| Mitigate | [動詞] 発生した障害を緩和、あるいは取り除くこと |
| On call | 障害対応の電話番のこと。チーム内で順番に受け持つことが多い |
| Production | ビジネスとして稼働している運用環境。対義語: テスト環境 |
| Roll out | 新しい機能やバグフィックスを全データセンターに対してデプロイすること |
| Root Cause Analysis (RCA) | 障害の根本原因。通常はコードのバグやハードウェア不良などを指す |
| Scale in/out | Deploymentのインスタンス(マシンまたはプロセス)数を増やす/減らすこと |
| Scale up/down | Deploymentを構成するマシンのハードウェア構成(メモリ, CPU等)を拡大/縮小すること |
| Scale unit | デプロイ先を指定する単位。サービスごとに違い、地域名、データセンター名、ホスト名などから成る |
| Staging | 次期バージョンの運用環境をデプロイする環境。ここでテストして問題がなければProductionと切り替える |
| Threat | [セキュリティ] 直訳は「脅威」。セキュリティ的な弱点や、攻撃者そのもの等を指す |
| Vulnerability | [セキュリティ] 脆弱性 |
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