リダイレクトとは
コマンドラインにおいて、プログラムやコマンドの出力をデフォルトの出力先(通常は画面またはコンソール)から別の場所へ向ける操作
0 - 標準入力 (Standard Input, stdin)
キーボード入力を意味し、ファイルや他のプログラムからの入力にリダイレクトすることができる
コマンド | 内容 |
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command < file.txt | file.txt の内容が command に入力として渡される |
1 - 標準出力 (Standard Output, stdout)
コンソールに表示され、ファイルや他のプログラムにリダイレクトすることができる
コマンド | 内容 |
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command > file.txt | commandの出力をfile.txtに書き込む |
command >> file.txt | commandの出力をfile.txtの既存の内容の後に追加する |
2 - 標準エラー出力 (Standard Error, stderr)
コンソールに表示されずに標準出力とは独立しており、別々にリダイレクトができる
コマンド | 内容 |
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command 2> error.txt | commandの出力をfile.txtに書き込む ※ここでの2は標準エラー出力を示す |
仕事でよく使うコマンド「command > file.txt 2>&1」
標準エラー出力(2)を標準出力(1)にマージしてリダイレクトすることでログファイルの作成ができる