はじめに
最近、IT系の漫画にハマっていて、「海外のVPNを経由する」、「プロキシサーバを経由する」という文言を見た際に、VPNとプロキシサーバって役割似てないか?と思ったので、さらっと違いを調べてみました。
本記事では、違いに焦点を当てているので、それぞれの詳細は引用元を参照していただければ幸いです。
本題
さて、ここからVPNとプロキシサーバの違いを解説していきます。
VPNは通信を暗号化する
これが最も大きな違いです。アクセス元のIPアドレスを隠すのは両者に共通していますが、VPNは通信そのものが暗号化されているため、通信内容が盗み見られる可能性は比較的低いです。雑に言えば、プロキシサーバはIPアドレスを偽装するだけということになります。
VPNはログを残さない
プロキシサーバにはVPNに比べ、無料のサービスが多く存在しています。そのため、利益を上げるには、サーバ内のログを情報として第三者に販売する、あるいは政府に提供するということが行われています。一方でVPNはそもそもログが残りません。その分有料なサービスが多いですが、安全性を考慮すればVPNを選ぶのが無難でしょう。
VPNの方がより広い範囲をカバーしている
VPNの場合、OSレベルで通信を保護します。つまり一度接続してしまえば、それ以降のインターネット上の活動は、ブラウジングもバックグラウンドで動いているアプリも全て暗号化されたトンネルの中で行われます。
一方プロキシサーバの場合、アプリケーションレベルの保護になるので、プロキシを指定したアプリあるいはwebサイト上でのやりとりのみ、限定的に保護します。
まとめ
VPNとプロキシサーバはアクセス元のIPアドレスを隠すという点においては、似たような役割をしますが、暗号化やログを残さないといった点で、安全性の面ではVPNに軍配が上がります。
基本的に有料のVPNサービスを利用すれば、無料のプロキシサーバを使う必要はありませんが、一時的にIPアドレスを変えたい場合等は無料のプロキシサーバを使うのも考慮しても良いかもしれません。
終わりに
自分のアウトプット用に記事にしてみましたが、訂正等あればコメントいただけると幸いです。
以下、引用元
What's the Difference Between a Proxy and a VPN?
Proxy vs VPN: what are the main differences?
Proxy vs. VPN: 4 differences you should know