マイクラのサーバーを無料のAtenosから有料VPSのConohaに乗り換えた際に、データ移行で詰まったところがありました。
同じように苦労される方のために乗り越えた内容をここに記します。
前提
- Minecraft JAVAアプリケーションイメージを用いてマイクラサーバーを構築している
- VPSサーバーにSFTP接続できる
- VPSサーバーにSSH接続できる
おおまかなやり方
- Aternosからバックアップを取得
- バックアップ -> ダウンロード
- 入手したファイルを解凍
- Conohaで立てたマイクラ用サーバーにSFTP接続
-
/opt/minecraft_server/wold
を削除 - 先程入手した
world
ファイルを/opt/minecraft_server
にアップロード
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ディレクトリの権限を変更する←ポイント
- rootユーザーでSSH接続
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/opt/minecraft_server/wold
の所有権をminecraft
に変更。以下のコマンドを実行する
3.chown -R minecraft:minecraft /opt/minecraft_server/world
- サーバーを再起動する
ポイント
Conohaでマイクラサーバーを構築する際にイメージを用いると、minecraft
ユーザーによりマイクラ関連のファイルが作成されます。しかしConohaからはminecraft
ユーザーのパスワードは我々には提供されないので、root
ユーザーでデータのアップロードをすることになると思われます。
そうするとroot
ユーザーでworldをアップロードすることになり、マイクラ実行の際に使われるminecraft
ユーザーからは参照できなくなってしまい、ゲームをする時にエラーとなってしまいます。
なのでchown
コマンドでファイルをminecraft
ユーザーの所有物にして、読み込みを正常に行わせます。