服の色を決めきれないため他人の意見を聞きたい
A さん = 店舗で気になる服を見つけたが、服の色で購入に迷っている人
A さん:「今日は暇だし、ショッピングに出かけよう。」
A さん:「行きつけのファッションショップに入ろう。」
A さん:「いい感じの T シャツを見つけた。買いたい。」
A さん:「でも、赤色にしようか、青色にしようか迷うなー。」
A さん:「とりあえず、T シャツの写真だけ撮って今日は家に帰ろう...」
A さん:「みんなにどっちの色の T シャツがよいか聞いてみよう。」
機能
- 他人に質問できる (青/赤)
メモ
- 店舗で商品の写真を撮る人がどのくらいいるのか
- 恥ずかしさ (人目が気になる)
- あまりそのような人を見たことがない
- シャッター音が出さずに商品を撮影できれば良いかも
購入した服の着こなしについて他人の意見を聞きたい
A さん = Adidas のジャージを購入した人
A さん:「Adidas のジャージを買った。」
A さん:「今週末は、スポーティーな格好をして出かけよう。」
A さん:「その前に、Adidas のジャージを一度着てみて、この着こなしが良いのか聞いてみよう。」
A さん:「この着こなしでよさそうだ。今週末はこれで出かけよう。」
機能
- 他人に質問できる (良い/悪い)
イメチェンした髪型が男性に好まれるのか聞きたい
A さん = 髪型を変えてイメチェンした女の子
A さん:「ロングの髪をバッサリ切ってイメチェンしちゃった。」
A さん:「ぶっちゃけ、似合ってるのかな?男子の好みはどうなんだろう?」
A さん:「みんなに聞いてみよう。」
機能
- 他人に質問できる (好み/好みじゃない)
質問に出た服の情報を知りたい
A さん = 気になる服についての質問を閲覧している人
A さん:「Adidas のジャージの質問があるなー。」
A さん:「ちょっと気になるし、見てみよう。」
A さん:「これ、通常の Adidas のジャージとデザインが違っててオシャレだ。」
A さん:「どこのお店にあったのか、質問者に聞いてみよう。」
機能
- 質問者に連絡を取ることができる
メモ
- コメントか DM (ダイレクトメッセージ) か
- 質問者に直接連絡取りたい場合は DM
- 単に感情を伝えたい場合はコメント
- DM の場合、同じ質問を何度も受ける可能性がある
- コメントの場合、他のコメントに埋もれる可能性がある
- シンプルを目指すならば、コメントで統一した方が良いのでは?
インスタグラムにも質問を投稿したい
A さん = アプリでなかなか回答を貰えてない人
A さん:「化粧品について質問したけど、なかなか回答をもらえないなー。」
A さん:「もっと多くの回答をもらいたいなー。」
A さん:「そうだ!インスタグラムのフォロワーに回答をもらおう。」
機能
- 質問をインスタグラムのストーリーに投稿 (シェア) できる
Twitter にも質問を投稿したい
A さん = アプリでなかなか回答を貰えてない人
A さん:「化粧品について質問したけど、なかなか回答をもらえないなー。」
A さん:「もっと多くの回答をもらいたいなー。」
A さん:「そうだ!Twitter のフォロワーに回答をもらおう。」
機能
- 質問を Twitter のツイートに投稿 (シェア) できる
店舗で気になった服を質問してその服を EC から購入したい
A さん = 店舗で気になった服を見つけた人
A さん:「今日は買い物に出かけよう。」
A さん:「いい感じの店舗を見つけた。店舗に入ろう。」
A さん:「いろんな服があるなー。」
A さん:「この服とてもオシャレ。」
A さん:「でも、ちょっと高いなー。買うべきかなー。」
A さん:「とりあえず、みんなに聞いてから購入するか決めよう。」
A さん:「写真を撮ろう。」
A さん:「家に帰ろう。」
A さん:「みんなにこの服について質問しよう。」
A さん:「みんな「良い」って言ってるから、店舗の EC ですぐに購入しよう。」
機能
- 質問した商品を EC から購入できる
メモ
-
店舗と提携
- 店員が試着の投稿を推奨
- むしろ、店員が投稿を薦めてくる
- 店員が試着の投稿を推奨
-
実店舗での体験の共有
- たとえば、試着の場合、同じ服を試着した人と繋がりが生まれればよいのでは
- DM など
- これは、ファッションショップに限らないこと
- たとえば、試着の場合、同じ服を試着した人と繋がりが生まれればよいのでは
化粧水についての質問回答を見たい
A さん = どの化粧水がよいのかわからない人
A さん:「化粧水っていっぱいあって、調べても何がよいのか分からないなー。」
A さん:「化粧水についての質問を見てみよう。」
A さん:「結構質問されてるなー。これ見てみよう。」
A さん:「色々見たけど、雪肌精の化粧水が一番人気っぽいな。」
機能
- 関心がある事柄についての質問回答を見れる
質問の回答者を知りたい
A さん = 服の着こなしについて質問した人
A さん:「回答結果を見ると、この服の着こなしはよさそうだ。」
A さん:「誰が回答してくれたんだろう?気になるな。」
A さん:「この人のプロフィールを見てみよう。」
A さん:「あ、この人、ファッションショップで働いているってプロフィールに書いてる。」
A さん:「この人が回答してくれたんだから、この着こなしは間違いないな!」
機能
- 回答者のプロフィールが確認できる
気になる有名人をフォローしたい
A さん = 気になる有名人がいる人
A さん:「Youtuber のふくれなちゃんが好き!」
A さん:「ふくれなちゃんが質問することを欠かさず見たいなー。」
A さん:「服のこととかネイルのこととか知れそうだし!」
A さん:「ふくれなちゃんをフォローしよう!」
機能
- 気になる人をフォローできる
アプリを利用している友達をフォローしたい
A さん = 友達がアプリを利用している人
A さん:「友達はこのアプリを利用しているのかな?」
A さん:「あ、オススメのユーザに友達が出てきた。」
A さん:「友達の質問も気になるし、フォローしよう。」
機能
- アプリを利用している友達がレコメンドされる
- 友達をフォローできる
質問を友達だけにしたい
A さん = 信用している友達だけに質問がしたい人
A さん:「気になるマフラーがある。買うべきかな?」
A さん:「親身になって回答してくれる友達だけに質問しよう。」
機能
- 質問先を限定できる
メモ
- 質問先の基準
- 一人一人を選択するのは面倒
- 何かの基準をつけて選択したい
- 全体
- フォロワー
- 特定の人
暇つぶしにバズってる質問を見たい
A さん = 暇つぶしをしたい人
A さん:「暇つぶしにアプリを開こう。」
A さん:「バズってる質問ないかなー。」
A さん:「なにこの質問(笑) どっちが兄かって!(笑) 顔が似過ぎて分からないよ(笑)」
機能
- バズってる質問を見れる
特定の事柄の質問を常に見たい
A さん = コーチジャケットが気になる人
A さん:「コーチジャケットが流行ってるなー。」
A さん:「気になるから、コーチジャケットについての質問を常に見たい。」
A さん:「質問を見れば、着こなしとか、ブランドとかの情報を知ることができるし。」
機能
- 特定の事柄についての質問を常に見たい
- 検索を固定しておきたい
質問に対するコメントを見たい
A さん = ライザップに行こうか迷っている人
A さん:「ここ数ヶ月で、だいぶ太ったな。」
A さん:「30 歳手前だしジムに行こうかな。」
A さん:「ライザップってどうなんだろ?」
A さん:「ライザップに行くべきか聞いてみよう。」
A さん:「みんな行くべきって言ってるなー。」
A さん:「だけど、コメントに ”ライザップは相当の覚悟が必要です” って書いてあるなー。」
A さん:「ライザップは過酷そうだから、別のジムに行こうっと。」
機能
- 質問のコメントを見れる
メモ
- コメントの場合、質問者が想定していない情報を得られる
SNS ログインしたい
A さん = これからアプリを利用する人
A さん:「アプリを利用しよう。」
A さん:「そういえば、買うか迷ってる自転車について質問してみよう。」
A さん:「質問するためには、ログインが必要なのか...」
A さん:「アカウント情報を入れるのが面倒だから、Twitter や Facebook でログインしたい。」
機能
- SNS アカウントでログインできる
自分の好きな服をキープしておきたい
A さん:「次の給料日で服を買おう!」
A さん:「買うものを決めておきたい。」
A さん:「キープしておこう。」
機能
- 気になった物 (質問) をキープして、後から見返すことができる
好きなモデルの好みの服を知りたい
A さん:「モデルBさんの服はおしゃれだなー」
A さん:「どんな風に選んでいるんだろう」
A さん:「選ぶときのポイントとか、好きな服をもっと知りたいな」
機能
- 特定の人物が好んだ服を閲覧できる
パソコンに詳しい人にどっちのパソコンがいいのか質問したい
A さん:「パソコンを購入したいけど、詳しくないんだよなー。」
A さん:「店舗に行くのは面倒だし、ネットの方が安い」
A さん:「予算10万円以内で、良さそうなのが2つあった!」
A さん:「でもどっちがいいのだろう、詳しい人に教えて欲しい」
機能
- 特定の分野に詳しい人に質問ができる
メモ
- ユーザに分野別のレベルが付与されていたらわかりやすい
- ファッション Lv.5、IT Lv.10 みたいな感じ
- たとえば、質問に答えると、その質問に付与されたタグに関するレベルが上がる
- Lv の分野決めをユーザに任すことができる
- その代わり、質問者のタグ付けに依存する
好きなブランドと類似のブランドを見つけたい
A さん:「好きなブランドのピアスを買った。」
A さん:「ネックレスも欲しいなー」
A さん:「でも同じブランドのものを買う予算はない...」
A さん:「このピアスに合うブランドのネックレスを見つけたい。」
機能
- 指定した商品と類似性のある商品を教えてもらえる
メモ
-
もともとは、ユーザに聞く形を想定
- 質問 (2 択ではない)
- コメント
-
システム側で「この質問をした人はこの質問をしています」とレコメンドしてくれると良い
写真しかない商品の情報を知りたい
A さん:「SNSで見つけた人の靴かっこいいな。」
A さん:「同じのか、似ているのを探そう。」
A さん:「人気な人だからコメントしても返ってこないし、ブランド名も分からない。」
A さん:「調べ方が分からない...」
A さん:「みんなに質問してみよう。」
機能
- 写真からでは特定できない商品について、その情報を教えてもらえる
メモ
- 質問の形式は 2 択ではない
- コメントでユーザの意見を聞けることが重要
参考
フェーズと目的に応じたプロトタイピングの手法と意味
- 想定されるユーザーがどのようなシーンでどのような欲求や課題を持っているのかをストーリーだてて記述していく
- サービスやアプリの機能名で書かない
- 悪い例:「おでかけプランをお気に入りに追加します。」
- 良い例:「気になったおでかけプランは後から見返して検討できるようにキープしておきます。」
- ユーザの欲求を満たすための方法は必ずしも一つ方法だけではない
- その場面で何を提供するのが良いか複数の選択肢を含めて考える事ができるようにしておく
- ターゲットとなるユーザーや利用シーンなどが複数パターンある場合は各ユーザーやシーン別にシナリオを書く
- 週末に友だちと行くおでかけ場所を探すとき、場所を決めるとき、実際におでかけをするとき、おでかけした場所の記録を残すとき
クックパッドのデザイナーが語る、サービスデザインでハマりやすい3つの落とし穴。倉光美和が対策を公開!
- 主語がサービスになってはいけない
- 文章内に機能名や、開発者の目線を含めない
- ユーザーの行動ベースで書く
- ユーザの行動シーンを具体的にイメージできるものにする