技術の勉強をしたいけど、なかなかパソコンに向かって勉強するまとまった時間を取れない... ということはありませんか。
最近仕事でAI関連の話題に触れることが増えたので、機械学習やDeep Learningについて基礎を勉強しようと思ったのですが、通勤時間にiPhoneを使って勉強できないかな、と思ってやりかたを調べてみました。
Azure Notebookのアカウントを作る
機械学習でよく使われているJupyter Notebookというツールがあります。プラウザ上でPythonのコードを1行ずつ実行し、結果を記録することができるツールです。
Jupyter Notebookは、PCにインストールして利用するツールなのですが、MicrosoftがAzure上で提供しているのがAzure Notebookです。こちらはクラウド上で動くので、PCへのセットアップ不要でブラウザだけあれば利用することができます。
利用登録は以下からできます。
計算能力に制限がある環境であれば無料で利用できます。勉強目的では無料版で十分使えると思います。
Juno アプリを買う
Azure Notebookは、PCのブラウザでは快適に動作しますが、スマホのブラウザでは快適に使うことはできません。そこで、iPhone 用のアプリを使います。
Junoは、IPhone 用のJupyter Notebookクライアントアプリです。
アプリ上でPythonのコードを入力することができ、実行するときだけサーバに接続するので、電波不安定な場所でも快適にコーディングすることができます。
コードを保存できないテスト環境用であれば無償で利用できますが、Azure Notebookに接続する場合にはPro版の購入1200円(買い切り)が必要です。
- [Juno for Jupyter(Pro 1200円)]
(https://apps.apple.com/jp/app/juno-for-jupyter/id1315744137)
これでAzure Notebookに接続すると、iPhone で快適にPythonのコーディングをすることができます。
(参考)参考書籍
参考までに、私がDeep Learningの基礎を勉強しようと思って購入した本は以下になります。PythonでコーディングしながらDeep Learningの基礎を学べるようになっていて、説明もわかりやすいです。コーディングに偏りすぎず、考え方・理論についても数式を交えながら説明されているのが良かったです。
この本のサンプルコードは以下のGit Hubサイトで公開されています。
Azure Notebook上でサンプルコードを動かす際も、フォルダ構成を揃えてあげれば実行することができました。
アップロードが必要なファイルはPCからアップするか、iPhoneでダウンロードしてJunoでアップロードすることもできます。
ブラウザでGitHubを表示してもいいですが、有償ですが以下のようなiPhone用Gitクライアントアプリもあります。
iPhone内にコードをCloneしてダウンロードすることができます。ダウンロードしていると、ブラウザで表示を切り替えるよりも作業がかなりスムーズになります。