参考書籍
動作環境
- Windows11
- Oracle VM VirtualBox
- CentOS 7
はじめに
- Linuxのコマンドは、Linuxシステム自身に含まれている使い方の説明を読むことで、ネット検索に頼らずに一次情報にアクセスできる。
--helpオプション
- Linuxのコマンドの多くは
--help
というオプションを指定できる。 -
-help
を指定すると、コマンド自身のヘルプメッセージを表示する。 - 表示内容はコマンドによって異なるが、主に以下の4つである。
- 使用方法(オプションや引数の指定方法)
- コマンドの概要
- 利用可能なオプション一覧とその意味
- その他の参考資料
rmdirコマンドのヘルプを表示
$ rmdir --help
......ヘルプ内容......
manコマンド
-
man
コマンドは指定したコマンドやライブラリ、Linuxの設定ファイルなどのオンラインマニュアルを表示するコマンドである。 - Linuxにおいて最も基本的なマニュアルであり、
--help
オプションよりも詳しい解説がされている。
書式
man
<セクション番号> <名前>
man
-k <キーワード>
-
スクロール操作は
less
コマンドと同様の操作で行うことができる。 - コマンド名がわからないときは
-k
オプションを指定することでキーワードから探すこともできる。 - セクション番号を省略すると、セクション番号が最も小さいものが表示される。
-
-wa
オプションを指定すると、マニュアルページがどのセクションに含まれているか確認できる。
使用例
コピー関連のマニュアルを検索
$ man -k copy
......検索結果......
セクション番号のリストを表示
$ man -wa crontab
......検索結果......
whichコマンド
-
which
コマンドは指定したコマンド名の実行ファイルのフルパスを表示する。 - パスの中から見つかった最初のコマンドだけを表示する。
- すべて表示させるには
-a
オプションを指定する。
書式
which
[オプション] <コマンド名>
語句補足
終わりに
次はLinuxのテキストエディタであるVimの使用方法についてまとめようと思う。
次回(未作成)
何かご指摘がありましたら、コメントしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!