参考書籍
新しいLinuxの教科書
動作環境
- Windows11
- Oracle VM VirtualBox
- CentOS 7
コマンドの補完機能
- 補完機能とはコマンドの初めの数文字を入力することで、自動入力される機能である。
- bashではTabキーを押すことで補完機能を使用できる。
- 補完候補が複数ある場合、2回連続でTabキーを押すことで補完候補のリストが表示される。
使用例
$ ec #ここでTabキーを押す
$ echo #echoと自動表記される
カーソルの移動
コマンド |
内容 |
Ctrl + b |
後方に一文字ぶん移動する |
Ctrl + f |
前方に一文字ぶん移動する |
Ctrl + a |
行頭に移動する |
Ctrl + e |
行末に移動する |
Meta + b |
後方に単語1つぶん移動する |
Meta + f |
前方に単語1つぶん移動する |
- bは「Backward」、fは「Forward」の略。
-
Metaキーは一般的なキーボードには存在しないため、AltキーもしくはEscキーで代用する。
- Escキーの場合は「押しながら」ではなく「押した後に」操作する。
文字の削除
コマンド |
内容 |
BackSpaceキー、またはCtrl + h |
カーソル位置の後方に1文字削除する |
Deleteキー、またはCtrl + d |
カーソル位置の1文字を削除する |
Ctrl + w |
後方にスペース区切りで1単語ぶんを削除する |
Ctrl + k |
カーソル位置から行末までを削除する |
Ctrl + u |
カーソル位置から行頭までを削除する |
Ctrl + y |
最後に削除した内容を挿入する |
- 「Ctrl + k」と「Ctrl + u」は削除だけでなく切り取り(カット)を行う操作である。
- bashではペーストのことを「ヤンク」という。
画面表示
1 |
2 |
Ctrl + s |
画面表示をロックする |
Ctrl + q |
画面表示のロックを解除する |
Ctrl + l |
画面を消去する |
- 「Ctrl + l」は画面に表示している内容を全て消去し、カーソル位置を画面左上に移動させる。
コマンド履歴
コマンド |
内容 |
Ctrl + p、または↑キー |
ひとつ前のコマンド履歴に移動する |
Ctrl + n、または↓キー |
次のコマンド履歴へ移動する |
Ctrl + r |
履歴を遡り、インクリメンタル検索する |
- インクリメンタル検索(逐次検索)とは、1文字入力するごとに履歴を自動的に検索するモードのこと。
インクリメンタル検索
1 |
2 |
(文字の入力) |
検索語を追加して再検索 |
Ctrl + f |
1つ前の検索結果へ移動 |
Enterキー |
現在の検索結果を実行 |
Escキー |
現在の検索結果を表示したまま、コマンドラインに戻る |
Ctrl + g |
検索結果を破棄し、プロンプトに戻る |
終わりに
普段Ctrlキーをあまり使用しないので慣れないといけないと感じた。
また、無意識に使用しているBackspaceキーや矢印キーを封印しなくてはいけない。
次はフォルダとディレクトリについてまとめたいと思う。
次回
何かご指摘がありましたら、コメントしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!