URIとは何か？
URIはweb上に存在する情報(webサイト、画像、動画などなど)がどこにあるのかを一意に示したものです。URIはUniform Resource Identifierの略で直訳だと「統一リソース識別子」といい、「リソース(情報)を統一的に識別するためのID」と言えるものでしょう。一定のルールでたくさんあるリソースを他のリソースと区別するための一意なIDもしくは名前のことです。URIを使うからこそweb上で膨大な量のリソース中から欲しいリソースを見つけることができるのです。
URIってURLとはどう違うの？
URIとURLは同じものではありません。URIという大きな集合の中にURLが存在し、同様にURNというものも存在しています。
URI
web上でリソースを識別するためのルールの総称。リソースの場所や名前をどう書いて表すのかのルールがURIという名前。
URL
URLとはweb上でのリソースの住所の書き方ルールのこと。web上でwebページや画像などを取得する際の場所と取得方法が書いてある。下記はURLを構成する基本的な例です。(ポート番号は基本書かないけど。。。)
http://www.example.com:80/user/1
上記のURLを構成するパーツは次のようになります。
- http :スキーム
- www :ホスト
- example.com :ドメイン
- 80 :ポート番号
- /user/1 :パス
スキーム
利用するプロトコルを指定しています。今回の場合欲しいリソースにHTTPでアクセスできることが示されています。
ホスト
ネットワーク上のコンピュータにつける識別用の文字列。ドメインとは「.」で区切られている。
ドメイン
ネットワークを特定するための文字列。ホストとは「.」で区切られている。
ポート番号
接続先のサーバーのポート番号を示している。通常は省略されている。ポート番号とはサーバーが提供しているサービスがどれかを番号で表したもの。
パス
接続したサーバーのディレクトリやファイル名を示している。
このように、インターネット上で必ず一意となるホストとドメインの仕組みと一意にあんる階層的なパスを組み合わせることで、あるリソースのURIが世界中のどのURIとも被らないようになっている。
URN
web上でリソースを名前で永続的に識別するためのもの。URLがリソースの場所を表しているのに対し、URNはリソースの名前を表している。