zshのEmacsモード(bindkey -e)でEsc-pを入力すると、最初のワードをキーにしてコマンド履歴を検索します。この時、第二ワード以降は無視されます。
例えば、
1. git commit -a
2. vi file.txt
3. git diff
とコマンドを実行したあとに、git cまで入力してEsc-pを押すと、3が選ばれます。元tcshユーザーとしては1にマッチしてほしいし、この挙動の方が自然だと思う。
Esc-pに割り当てられているup-line-or-searchをzshcontribに含まれているup-line-or-beginning-searchに変更することでこの問題を解決できます。
Esc-nに対しても同様の修正を適用します。
autoload -U up-line-or-beginning-search
zle -N up-line-or-beginning-search
bindkey "^[p" up-line-or-beginning-search
autoload -U down-line-or-beginning-search
zle -N down-line-or-beginning-search
bindkey "^[n" down-line-or-beginning-search
zshはなんでこんな不可解な挙動がデフォルトなんだ。