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WindowsパソコンのHDDが壊れて起動しなくなったときの対処

Last updated at Posted at 2020-01-06

Overview

お正月休みも終わろうかというときに妹のPCが壊れたとのこと
原因究明とデータの救い出し(できる範囲で), SSD換装までの道のり

Description

ヒアリングと実際のPCを見てHDD故障と判断

最低限必要なもの

  • 別のWindowsPC(なければ友達のを借りる, USBに書き込みするだけなのできっと許してくれる)
  • 換えのHDD(容量が多少少なくても早いし最近やすいのでSSDのがいい)
  • USBメモリ(8GBくらいのが1本と, バックアップ用に容量の大きいものの2本あるとよい)

ヒアリング内容

  • 大体買って4年くらい
  • 急に調子が悪くなって, フリーズするたび電源長押→再起動してたら何度目かで起動しなくなった
  • カリカリ音がする
  • 電源はつくけどdynabookのロゴが出たまま止まる
  • ビープ音はしない

いくつか質問するとこう帰って来たのでまずはAmazonでSSDをポチった,
ググるときとかYoutube見るときしか使わないらしいので128GBで3000円しないくらいのやつ

実作業

電源はつく → 通電してる
ビープ音はしない → メモリとかチップ系は多分平気
dynabookのロゴがでる → BIOSは起動してる

ということがわかるので, HDDの不良セクタが増えまくってWindowsが起動しなくなったのだろう
HDDが壊れかけの状態で何度も動かすとガンガン壊れていくので, 救い出せるうちにデータを救い出す.

追記:
今回はそんなに大事なファイルもないとのことだったので普通にコピーしたけど, 仕事で使っているディスクや大容量のHDDなら, 最初にディスク全体の物理コピーを作成してイメージディスクからサルベージしたほうがあっちこっちいじくり回すよりはHDDに優しい

USBの初期化

ここから先は別のWindowsPCで作業する
8GBの方はWindowsを入れるので, NTFSでフォーマットする.
もちろんUSB内のデータは消えるので新しく買ったUSBとかデータがあんまり入ってないやつにする!

容量が大きい方はバックアップ用に使う, FAT32だと4GB以上のファイルがコピーできないので必ずexFATでフォーマットする.
こちらももちろんデータは消える, 壊れたPCに挿すときはUSB3.0のポートを使うこと!(2.0しかないならコピーが遅いだけなのでゆっくり待つ)

WindowsのブータブルUSBを作成

MicroSoft公式から起動用USBの作成ツールが配布されてるのでDLする
USBメモリ(8GBのほう)をPCに挿して, 落としてきたMediaCreationTool.exeみたいなやつをカチカチして手順通りに進め, USBにWindowsを書き込む.

データのバックアップ

ここから先は壊れてる方のPCで作業する
Windowsを書き込んだUSBを壊れたPCに挿す

電源ボタンを押してすぐF2とかDeleteとかを連打する.
この辺はメーカによって違うキーだったりするが, dynabookではF2だった. 運良く入れたのでOSの起動順序設定でUSBを一番上に持っていき, Save&Quit

たぶんそのまま待ってればWindowsが起動して初期セットアップ画面が出てくる
言語設定とかキーボード設定が出てる画面の 次へ を押して, このコンピュータを修復 を押す

水色のエモい画面(オプションの選択)が出てくるので,
トラブルシューティング → コマンドプロンプトを押して, 穏やかな気持ちでバックアップ用のUSBを挿す.

ハッカーがいじってそうな黒い画面が出てきたら, ディスクが認識されているか確認するために次のコマンドを打つ

> echo list volume | diskpart

すると, こんな感じの文字が出力される(完全に一緒ではない)

Microsoft DiskPart バージョン 10.0.10240

Copyright (C) 1999-2013 Microsoft Corporation.
コンピューター: SAKURAPC

DISKPART> 
  Volume ###  Ltr Label        Fs    Type        Size     Status     Info
  ----------  --- -----------  ----  ----------  -------  ---------  --------
  Volume 0     C   Windows8_OS  NTFS   Partition     51 GB  正常         ブート     
  Volume 1         SYSTEM_DRV   FAT32  Partition    260 MB  正常         システム    
  Volume 2                      NTFS   Partition    450 MB  正常         非表示     
  Volume 3         PBR_DRV      NTFS   Partition   5989 MB  正常         非表示     
  Volume 4     D   MicroSD32G   NTFS   リムーバブル        28 GB  正常    

よーく見ると, 先程自分が作ったUSBメモリがあるはず, Label, Fs, Sizeらへんをヒントに探す.
見つけたらLtrの部分をメモしておく, というか画面の写真をスマホで取るといい

ここでは, 仮に

  • 壊れたPCのHDDをCドライブ
  • WindowsをインストールしたUSBをEドライブ
  • バックアップ用のUSBをGドライブとする

自分の環境に合わせて適宜読み替えること

早速自分のファイルをバックアップしていこう

バックアップ用USBに専用フォルダをつくる

> mkdir g:¥backup

Cドライブからユーザディレクトリを丸ごとコピーする

> xcopy /C /D /E /F /Y c:¥Users¥自分のユーザ名 g:¥backup

これでユーザディレクトリ配下をまるごとコピーできる, ファイルがメチャクソ多い人は大事なフォルダから優先的にコピーすること

オプションの説明は次のとおり.

オプション 説明
/C コピー時のエラーを無視する
/D コピー先に同名のファイルが存在する場合に更新日が新しいファイルのみコピーする
/E ファイルが存在しなくてもディレクトリごとコピーする
/F コピー元とコピー先のファイル名を詳細表示する
/Y 同名のファイルが存在する場合、上書きの確認を行わない

ざっくりいうと, できるだけファイルを救い出すよオプションです.

バックアップが終わったら電源を切りましょう.
黒い画面を終了させるにはexitコマンドです.

Windows新規インストール

パソコンのネジを外してSSDに入れ替えて,
さっきと同じようにWindowsの入ったUSBから起動して, このコンピュータを修復 ではなくWindowsのインストールを押して進めます.

インストールが終わったらさっきバックアップしたUSBからデータをコピーして元通り!

お わ り

References

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