ディレクトリ
ルートディレクトリ
Linuxの全てのファイルやディレクトリが入っている最上位のディレクトリのことをルートディレクトリという。「 / 」はルートディレクトリを意味している。
カレントディレクトリ
現在作業中のディレクトリをカレントディレクトリという。
ホームディレクトリ
ユーザーごとに用意されている、ユーザーが自由に変更を加えることのできるディレクトリをホームディレクトリという。
ディレクトリを巡回するコマンド
| コマンド | 説明 | 由来 |
|---|---|---|
| pwd | カレントディレクトリを表示する | print working directory |
| ls | ディレクトリの中身を表示する | list |
| cd | カレントディレクトリを変更する | change directory |
pwd
sampleuser@sampleuser-VirtualBox:~$ pwd
/home/sampleuser
ls
sampleuser@sampleuser-VirtualBox:~$ ls
ダウンロード デスクトップ ビデオ ミュージック
snap テンプレート ドキュメント ピクチャ 公開
cd
sampleuser@sampleuser-VirtualBox:~$ cd ダウンロード
sampleuser@sampleuser-VirtualBox:~/ダウンロード$ cd ~
sampleuser@sampleuser-VirtualBox:~$
パス
あるファイルやディレクトリに辿り着くまでの経路を表した文字列のことをパスという。パスには、絶対パスと相対パスがある。
絶対パス
ルートディレクトリ（ / ）を起点としたパス
相対パス
カレントディレクトリ( . )を起点としたパス
一つ上のディレクトリを「 .. 」で表現する
例
図のfile.txtを絶対パスで表現すると、
ルートディレクトリ( / )→ディレクトリB( B/ )→file.txtなので「 /B/file.txt 」となる。
相対パスで表現すると、
カレントディレクトリ（ ./ ）→一つ上のルートディレクトリ（ ../ ）→ディレクトリB(B/)→file.txtなので「 ./../B/file.txt 」となる。相対パスでは、最初の「 ./ 」を省略可能なので、「 ../B/file.txt 」とすることもできる。