Phalcon のルーティングは「最後が勝つ」 #PHP

Phalcon PHP Framework で、優先度が影響するルーティングが必要になったときに少しつまづいたのでメモ。

Phalcon のルーティングは、どうやら記述したのと逆順に評価されるようです。
たとえば次のように、トップレベルに固定ではないページを配置しようとした場合、

example.com/
example.com/about
example.com/<ページID:アルファベット>

Symfony2 では次のように、評価してほしい順番に記述します。

routing.yml

top:
    pattern: /
    defaults: { _controller: DemoBundle:Index:top }

about:
    pattern: /about
    defaults: { _controller: DemoBundle:Index:about }

flexpage:
    pattern: /{page_id}
    defaults: { _controller: DemoBundle:Index:flexpage }

しかし Phalcon では、次のように記述してしまうと、/ (トップページ) にアクセスしても /about にアクセスしても IndexController::flexpageAction() が呼び出されてしまいます。

routing.phpダメなやつ

$router = new Palcon\Mvc\Router(false);

$router->add('/', 'Index::top');
$router->add('/about', 'Index::about');
$router->add('/{page_id}', 'Index::flexpage'); // ← "/", "/about" がマッチしちゃう

/{page_id} のルールを最初に持ってくれば、正しく /, /about にアクセスすることができるようになります。

routing.phpグッボーイ！

$router = new Palcon\Mvc\Router(false);

$router->add('/{page_id}', 'Index::flexpage');
$router->add('/', 'Index::top');              // ←YES!
$router->add('/about', 'Index::about'); // ←YES!!

phalcon routing priority とかでググっても見つけられなかったので検索用
phalcon ルーティング評価順番
参考: router.c