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Slackのチャンネル一覧と、そこに所属しているユーザー一覧をCSV出力する

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はじめに

インターン先であるとき、Slackのチャンネル一覧と所属しているメンバー一覧のデータがほしい、となり、ちゃちゃっとプログラムでぱぱっとデータを取得するために色々試行錯誤したので、その結果をまとめます。
Slack APIは、legacy tokenとoauth2.0によるtokenの2種類の方式があるのですが、legacy tokenのほうが2020年5月に廃止になってしまうということで、本記事は新しいoauth2.0による方式で実行しました。

tokenを発行するために、若干つまずいたので、そこらへんも丁寧に解説します!

本記事でやらないこと

  • bot作成
  • webhookを使ってうんちゃらかんちゃら
  • slackのアクションにsubscribeして何かを実行する
  • サーバーを立てる

とりあえずローカル環境でslackのAPI叩いて、データをゲットしたよね、ってぐらいのノリ。

Slack連携のやり方

まず、トークンを発行するために、slackと連携します。

スクリーンショット 2020-03-08 18.50.48.png

アプリの名前とワークスペースを選択して次に行きます。

スクリーンショット 2020-03-08 18.54.04.png

次、↑の画像のように、「Oauth & Permissions」というところに行き、「Scope」の設定をします。
SlackのAPIでは、作成したアプリごとにscopeをわけて、権限を管理します。

今回は、

  • チャンネルの取得
  • ユーザーの取得

ができればいいので、設定する必要があるscopeは2つ、users:readchannels:readです。

スクリーンショット 2020-03-08 18.57.07.png

↑のように設定したら、スクリプトを実行するのに必要な権限が設定できました。次にトークンを発行します!

Settingsの「Install App」にいき、アプリをインストールします。これを実行しないとトークンが発行できないです。

スクリーンショット 2020-03-08 18.58.06.png

「Install App to Workspace」をクリックします。

スクリーンショット 2020-03-08 18.58.37.png

こんな感じでOauth Access Tokenが発行できました。これを使うと、SlackのAPIが実行できます!

スクリーンショット 2020-03-08 18.58.25.png

スクリプト

と、その前に発行されたトークンが正しく機能しているか実験してみましょう。

curl https://slack.com/api/conversations.list?token=発行したトークン

で、それっぽいレスポンスが返ってきたら成功です!

さて、チャンネル一覧と、各チャンネルに所属しているメンバー一覧を出力するスクリプトは以下のようになります。

なお、Rubyで書いてあるので、各自で言語は読み替えてください!

touch slack.rb
slack.rb
require 'net/http'
require 'uri'
require "json"
require 'pp'

TOKEN = "発行したトークン"
SLACK_API_BASE = 'https://slack.com/api'

# チャンネル一覧を取得するAPI
fetch_all_channels_url = "https://slack.com/api/conversations.list?token=#{TOKEN}"
res = Net::HTTP.get(URI.parse(fetch_all_channels_url))
channel_hash = JSON.parse(res)
channels = channel_hash["channels"]
channels = channels.select { |channel| !channel['is_archived'] && !channel['num_members'].zero? } # 削除されたチャンネルや所属人数が0のチャンネルを除外

# メンバー一覧を取得するAPI
fetch_all_members_url = "#{SLACK_API_BASE}/users.list?token=#{TOKEN}"
res = Net::HTTP.get(URI.parse(fetch_all_members_url))
members_hash = JSON.parse(res)
members = members_hash["members"]
members = members.reject { |m| m["deleted"] } # 削除されたユーザーを除外

channels.each do |channel|
  # あるチャンネルに入っているユーザー一覧を取得
  fetch_members_in_channel_url = "#{SLACK_API_BASE}/conversations.members?token=#{TOKEN}&channel=#{channel['id']}"
  res = Net::HTTP.get(URI.parse(fetch_members_in_channel_url))
  next unless res["ok"]

  user_hash = JSON.parse(res)
  user_ids = user_hash["members"]
  user_list = []

  user_ids.each do |id|
    member = members.detect { |m| m["id"] == id }
    user_list << member["real_name"] if member
  end
  # csvで出力
  puts "#{channel['id']},#{channel['name']},#{user_list.join(",")}"
end

あとは、実行するだけです

bundle install

ruby slack.rb > data.csv

実行結果はこんな感じ

C40DMBLHX,general,山田花子,山田太郎,hoge,fuga(以下チャンネルに所属するメンバーすべて)
...

githubでコードは公開しているので、そちらもご参照ください!

今回使用するAPIの説明

蛇足ですが、せっかくけっこう調べたので、アウトプットをしておきます。SlackのAPIの中にも、deprecatedになっているエンドポイントがちょいちょいあります。

僕が今回公開しているコードも、元のコードは別のQiitaの記事から取ってきたのですが、使用しているエンドポイントが非推奨になっていたため、そこは変更しました。

今回叩いているエンドポイントは以下のとおりです。

ユーザー一覧を取得するAPI
https://slack.com/api/users.list

チャンネル一覧を取得するAPI
https://slack.com/api/conversations.list

チャンネルに所属するユーザーを取得するAPI
https://api.slack.com/methods/conversations.members

詳しくはドキュメントに書いてあるのですが、APIのリミットレートもありまして、Tier1からTier4まで。今回使用しているエンドポイントはどれもTier4のもので、100 requests per minuteの制限がかかっております。

最後に

退屈なことはプログラムにやらせましょう!

このプログラムを実行すれば、数分ですべてのデータが出ますが、同じ作業を手作業でやるとなると、途方にくれますよね。viva プログラミングです!

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