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DynatraceAdvent Calendar 2024

Day 1

Dynatraceで生成AIが使えるようになったので試してみる

Last updated at Posted at 2024-12-01

はじめに

日々の運用業務を楽にしてくれるDynatraceの生成AI(Davis CoPilot)が遂にリリースされました!!今回リリースされた機能はDynatraceのNotebookから自然言語で知りたい内容を問い合わせると自動的にクエリ(Dynatrace Query Language略してDQL)を書いてくれるという非常に便利なものになっています。
非常にパワフルで便利なDQLですが、やはり多少の学習コストはかかってしまいます。その学習コストを抑えることができる生成AIは忙しいみなさまの日々の運用を手伝ってくれます!!

この記事では実際の設定方法について(といってもめっちゃ簡単)と実際の使い方について紹介していきます。

Davis CoPilotに関するデータプライバシーとセキュリティについては以下の公式ドキュメントを参照してください。
Davis CoPilot data privacy and security

設定方法

Davis CoPilot の有効化

アプリケーションメニューから設定画面を開きます。

image.png

設定画面の一番下にあるDynatrace Service Settingsを開いてDavis CoPilotを開きます。

image.png

Enable Davis CoPilotEnable environment-aware queriesの2つを有効化します。Enable environment-aware queriesを有効にすることでより正確なクエリに変更してくれます。有効にしたら忘れずに変更の保存ボタンをクリックしてください。

image.png

設定は以上になります。とっても簡単ですね

ポリシーとグループの作成・適用

ただこのままではまだ生成AIを使うことはできません。非常に便利な生成AIですが、使える人は制限できる必要があるかもしれません。そのためのポリシーを設定する必要があります。

ポリシー作成

ポリシーの作成はアカウント管理から行うのでアカウント管理画面を開きます。

image.png

Identity & access management の中にある Policy Management を開きます。

image.png

Policyを追加します。

image.png

Policy name には任意の名称(Davis CoPilotなどが分かりやすいでしょう)と Policy statement を入力します。Policy descriptionは空白でも問題ありませんが、説明文を記載しておくと良いでしょう。Policy statementALLOW davis-copilot:nl2dql:execute;とする必要があります。設定したら忘れずにSaveします。

image.png

次にGroup Managementを開きます。

image.png

Groupを追加します。

image.png

Group name には任意の名称(Davis CoPilotなどが分かりやすいでしょう)を入力します。Descriptionは空白でも問題ありませんが、説明文を記載しておくと良いでしょう。設定したら忘れずにCreateします。

image.png

作成が完了したらView group Davis CoPilot画面が開きますので、Permissionを追加します。

image.png

Permission name をクリックして先ほど作成したポリシー(Davis CoPilot)を選びます。(SearchでPolicy nameの一部を入力するとすぐに出てきます)

image.png

Scope はすべての環境もしくは任意の環境を選ぶことができます。必要に応じて、設定を変更してください。Scopeを決めたら**Save*をしてください。

image.png

これでポリシーとグループの作成は完了です。

image.png

ユーザーをグループへ追加

最後に忘れずにユーザーをグループに追加します。

Peopleを開きます。

image.png

ユーザー一覧のActionsの3点をクリックし、Edit userを開きます。

image.png

先ほど作成したGroupの右側のStatus欄にチェックを入れて、Saveをします。その際、Name から先ほど作成したGroup名を入力するとすぐに探すことができます。

image.png

Save changes 画面が表示されるので、Saveを選びます。

image.png

これを必要なユーザー数分繰り返します。人数が多い場合は、APIを利用して設定するのが良いでしょう。

Davis CoPilotによる分析

設定が完了したらNotebooks を開き、New Section をクリックするとDavis CoPilotというメニューが表示されているはずです。

image.png

テキストフィールドに自然言語で質問を入れると自動的にDQLを生成して、回答を返してくれます。生成したDQLを確認したい場合は右側のDQLをクリックすると確認することができます。

image.png

非常に簡単にDQLを使うことができそうですね!

まとめ

Dynatraceの生成AIを使って、さまざまテレメトリーデータの分析が可能になります。運用の効率化や生産性の向上に寄与することは間違いないので、少しでも興味を持った方はぜひDynatraceを試してみてください!

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