はじめに
気づけばもう6月です。
新入社員であれば、研修が終わり、現場に配属される頃合いでしょうか?
私にも後輩ができるかもしれないので、初心者なりに、始めたての新人に教えたいことをまとめます。
①請求アラームは設定するな
早速誤解を生みそうな項目ですが、個人的には請求アラームの設定はおすすめしません。
代わりに、AWSマネジメントコンソールのレイアウトを変更しましょう。
レイアウトはドラッグ&ドロップで編集できます。
「最近アクセスしたサービス」、「コストと使用状況」が最上段にあると便利だと思います。
請求アラームを設定せず、レイアウト編集だけにとどめておくこをオススメする理由はふたつあります。
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AWSにログインする強烈な動機になる
学習を行う上で、一番エネルギーを使うのは、「学習を始めること」だと思っています。
初心者が最も気にする「認知していない課金が発生していないか?」をアラームではなくマネコンでしか確認できなくすることで、
学びの最初のハードルである、「まずAWSのマネコンを表示する」行為を半ば強制できます。 -
コスト感が分かる
これは割とそのままですが、コストは実務でも大事な要素です。
AWSサービスを触る→翌日マネコンでコストの差分を確認する→触ったサービスのコスト感を知る
上記ループを回すためにも、アラームではなくマネコンから日々確認してほしいです。
②MFAは設定しよう
これは説明不要だと思います。
①で請求アラームを設定しない分、MFAはやっておきましょう。
③タグエディタでリソース一覧を確認できることを知ろう
AWSにはタグエディタという機能があり、複数のリソースにタグを割り振ったり色々できます。
その中でも、初心者的に助かる機能といえば「リソース検索機能」だと思います。
以下のように設定すると、リソースの全件検索が可能です。
リソースの掃除忘れはないか?などを簡単に確認することができます。
④思い切ってIaCも始めよう
Terraformにも同時にデビューするのが良いと思います。
その理由は3つあります。
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簡単
初心者が学習に使う分には、Terraformは簡単だと思います。シンプルな宣言型ツールだからです。 -
サービスの理解が深まる
requiredな設定項目や、conflictする設定項目などから、リソースへの理解が深まると思います。 -
課金が怖くなくなる
くどいかもしれませんが、初心者が一番気になるところはやはり「課金の発生」だと思います。
一括で漏れなくdestroyできるTerraformでリソースを管理しましょう。
Terraformを始める場合は、以下の本がオススメです。
qiita内に関連する記事が存在するのでこちらも併せて学ぶと良いと思います。
⑤JAWSやbuilders.flashをチェックしよう
どんなサービスが存在し、何ができるのか?をサクッと知ることができます。
Blackbeltも良いのですが、良くも悪くも固いので、JAWS、builders.flashから入るのがオススメです。
- JAWSオススメコンテンツ
初心者支部のコンテンツなどが入りやすくオススメです。
- builders.flashオススメコンテンツ
グラレコシリーズが可愛いかつ分かりやすくオススメです。
記事はフィルターできます。
グラレコ画像はこんな感じです、可愛い。
⑥AWSのXをフォローし、AWS DevLive Showをチェックしよう
AWS Japan公式では、月1ペースでAWS DevLive Showという配信を行っています。
配信自体も勉強になりますし、配信後にアンケートに答えると、抽選で$25のAWSクレジットクーポンを入手できます。※クーポンは次年度末まで使用可能
$100ほど集まれば、個人学習には不便ないと思います。
おわりに
AWSを勉強し始めてから半年?ほど経ちました。
後輩ができるかもしれないこのタイミングで、初心者の頃知りたかったものをオススメとしてまとめてみました。
良い出会いがありますように!