ジャパンネット銀行のVISAデビットカードの利用明細には、各取引ごとに「取引明細番号」というIDが振られる。「1A030001」といった番号である。
このIDの仕様については公開されていない。しかし、利用の状況から一定の次のような規則性があることが分かった。
ジャパンネット銀行VISAデビット取引明細番号の仕様
- 1桁目: VISAカードの番号。ジャパンネット銀行のビジネス用アカウントBA-PLUSでは、リアルカード1枚に加えて、4枚までカードレスVISAを発行できる。1桁目の数字は、
1
がリアルカードを指し、2
以上はどのカードレスVISAかを指す。値としては、1
〜5
までである。 - 2桁目:
A
かB
の値になる。A
が通常の決済。B
が引き落とし日と利用日が異なる取引。この利用日は加盟店が申告するもののようだ。 - 3桁目〜5桁目: この3桁の数字は、引き落とし日を指す。
001
が1月1日で、1年のうち何日目かで表現される。最大値は非うるう年で365
。うるう年は366
になる(と推測される)。2桁目がB
の場合でも引き落とされた日になる。 - 6桁目〜8桁目: この3桁の数値は、同一の引き落とし日のうち、何回目の取引かを指す。
001
が1回目、002
が2回目とインクリメントされていく。したがって、1日あたり999回までの取引を別IDで示すことができる仕様と考えられる。1000回目以降の取引がどういうIDになるかは調査できていない。ただし、2桁目がB
の場合はこの仕様ではないらしく詳細は不明である。
注意点
本稿の情報については以下の注意が必要である。
- この情報はあくまで推測である。
- 仕様が変更される場合があるかもしれない。