1Password CLIを使用してAPIシークレットキーなどのアイテムを保存、管理する方法について説明します。これにより、パスワードやAPIキーなどのクレデンシャルを一元的に安全に管理することができます。
基本コマンド
最初に基本となるコマンドを見てみましょう。
op item create \
--category "API Credential" \
--vault "ボルト名" \
--title "タイトル" \
"credential=APIのキーなど"
このコマンドの各部分を詳しく説明します。
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op item create
は1Passwordで新しいアイテムを作成するコマンドです。 -
--category "API Credential"
で、作成するアイテムのカテゴリを "API Credential" に指定しています。 -
--vault "ボルト名"
で、保存するボルト(セキュアな保管箱)の名前を指定します。 -
--title "タイトル"
でアイテムのタイトルを指定します。 -
"credential=APIのキーなど"
で保存するキーの情報を指定します。
続いて具体的な使用例を見てみましょう。
使用例: PrivateボルトにGitHubのトークンを保存する
次のコマンドは、Privateという名前のボルトに "github-personal-access-token" というタイトルでGitHubのトークンを保存します。
op item create \
--category "API Credential" \
--vault "Private" \
--title "github-personal-access-token" \
"credential=1234567890abcdef1234567890abcdef"
1Password CLIを使用すれば、このように様々なクレデンシャルを簡単に保存し、取り出すことができます。パスワードやトークンの管理を効率化し、セキュリティに配慮した操作を行うために活用してみてください。