すごい会議

私のプロジェクトで取り入れた最強の問題解決フレームワーク『すごい会議』

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伝統的な問題解決


  1. 問題点を挙げる

  2. 原因について議論する

  3. 原因を取り除く対策を議論する

  4. 対策を実施する


伝統的な問題解決の欠点: 原因を特定しようとする


  1. 因果関係の証明には時間と労力がかかる: 現実世界は因子(パラメータ)が多すぎる → 非現実的

  2. 間違った原因に対策を講じてしまう危険性がある → 努力が無駄になる

  3. 原因を特定できてもコントロールできるとは限らない


すごい会議


特徴


  • すべて紙に書いて表現する

  • 全員でひとつの方向性を共有する

  • 「ひどい事実」「言えない事実」と正面から向き合う

  • 会議終了後に全員が自信を持って退出できる

  • チームのコミュニケーションツールになる

  • 冷静・提案ベース・システマティックな会議!

  • 最短ステップで必ず解決策にたどり着く!!


進め方 (所要時間:15~25分程度)


  1. 問題を挙げる (1分程度)

  2. 理想に言い換える (1分程度)

  3. 事実を集める (5~10分程度)

  4. 解決アイディアをブレスト (5~10分程度)

  5. 解決策を選定 (5分程度)

  6. 解決策の実施


1.問題を挙げる


  • 手元のポストイットに各自書き出す。1問題ごとに1枚。

  • 全員が見えるように張り出して発表する。

  • この会議で解決する問題を選ぶ。選び方: 優先度をつける。


2.理想に言い換える


  • 問題を「どのようにすれば_____になるか?」に言い換える。イーゼルパッドの一番上に書く。
    問題 = 理想 - 現実
    人によって理想が異なる。課題を理想に言い換えることで、会議の方向性を合わせる。


例:

「SaaSの利益が少ない」→「どのようにすればSaaSの収益が増えるか?」

「SaaSが利益が少ない」→「どのようにすればSaaS開発のムダを削減できるか?」

「SaaSが利益が少ない」→「どのようにすれば新規ユーザにリーチできるか?」



  • さらに「〜なくてもいいようになるか」など否定系は肯定系に言い換える。

  • さらに、誇りに訴えかけるようなよりパワフルな表現に言い換える。
    まるまる言い換えたり「世界一」「すごい」「驚くほど」などの副詞を使う。


例: 「どのようにすればのユーザが喜びにあふれ、SaaSの収益が増えるか?」



3.事実を集める


  • みんなで手元のポストイットに事実を書き出す。1事実ごとに1枚。

  • イーゼルパッド上半分に張り出して発表する。

多い程よい

普段は言えない事実・ひどい事実 = 価値が高い

事実=客観的なこと、定量的なこと


例:「未着手が半分しかない」→「未着手が半分ある」

例:「残業が多い」→「先月と比べて残業が多い」


自分が感じていることも事実のひとつ: 「〜と感じている」をつける


例:「ガラケーのほうが使いやすい」→「ガラケーのほうが使いやすいと感じている」


感じていることは具体的な体験に言い換えると表現しやすい


例:「ガラケーのほうが使いやすい」→「スマホの画面を間違ってタッチして大事なデータを消してしまった」


主張は客観化する: 「私が言うには〜」をつける: ニュアンスが変わり反発が起きにくくなる


例:「○○さんのコードがキレイ」→「私が言うには、○○さんのコードがキレイ」


「〜ので」「〜から」「〜せいで」「〜のに」のような接続詞は不可: 2つの事実に分ける


例:「開発期間が1ヶ月だったので納期に遅れた」→「開発期間が1ヶ月だった」「納期に遅れた」



4.解決アイディアをブレスト


  • みんなで手元のポストイットに解決アイディアを書き出す。1アイディアごとに1枚。

  • イーゼルパッド下半分に張り出して発表する。

  • 多い場合はカテゴリ分けする。

事実を参考にして良い。

馬鹿げたアイディア、遊びのあるアイディア、くだらないアイディア、できそうもないアイディアも考えてみる → 思考の枠が広がる。


例: ラリー・ペイジにレビューしてもらう


注意: この段階ではアイディアへの評価はしない。


5.解決策を選定


  • 解決アイディアの中から、実施するものを選定する。

ヒント: 「今直ぐできるか」よりも「最も効果的か」で選ぶと良い


6.解決策の実施


  • だれが、いつまでに、なにをやるかを決める


ルール


発言してもいいのは2種類


  1. 建設的な提案: 「提案ですが、〜しませんか?」

  2. 明確化のための質問: 「明確化のための質問ですが、〜ですか?」


この場で発言してはいけないコト

演説、コメント、ダメだし、脱線 → 提案として発言する

「無理」→「難しい」


必要なもの

強粘着ポストイット 人数*冊
ポストイット画像

プロッキー 黒 人数分
プロッキー画像

イーゼルパッド 1冊
イーゼルパッド画像