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はじめてのNetlify: git pushでサイトを公開する極小手順

Last updated at Posted at 2020-05-07

この投稿では、GitHubへのgit pushを引き金に、gitリポジトリ内の静的HTMLをNetlifyにデプロイし、サイトを公開する方法を紹介します。

本稿の手法は、Netlify入門者が分かるよう、下記のとおり極限まで単純化してます:

静的サイトジェネレーター不使用

「HTMLをgit pushしたら、Netlifyにデプロイできる」を体験することが本稿の目的です。なので、現実のサイト構築で使うことになる静的サイトジェネレーターは使いません。現実的なデモではないですが、HTMLをデプロイできることが知れれば、静的サイトジェネレータで生成したHTMLもデプロイできることになるので、ここで学んだことは活きます。

作るのはHTML1ファイル & Netlify設定ファイル1つ

作るファイルはHTML1つと、Netlifyの設定ファイル1つだけです。HTMLは__「Hello World」の1行だけ__で、CSSもJavaScriptも使いません。Netlifyの設定ファイル(詳細は後述しますが)も、__2行だけ__です。

git pushでサイトを公開する極小手順

主なステップ

  1. 準備1: GitHubにリポジトリを作る。
  2. 準備2: Netlifyでサイトを作る。
  3. 運用: HTMLを更新してgit push

準備1: GitHubにリポジトリを作る

まず、公開したいHTMLを入れておくGitHubリポジトリを1つ作ります。そのリポジトリは空っぽでOKです。READMEとかもいりません。リポジトリはプライベートリポジトリでも構いません。

ここでは、netlify-playgroundという名前のGitHubリポジトリを作ったとします。

# 作ったリポジトリをclone
git clone git@github.com:suin/netlify-playground.git

# HTMLファイルとNetlify設定ファイルを作る
cd netlify-playground/
mkdir public/
touch public/index.html
touch netlify.toml

各ファイルの中身はこう:

public/index.html
Hello World
netlify.toml
[build]
  publish = "public/"

netlify.tomlのbuild.publishは、どのディレクトリを公開するかの設定です。ここでは、public/index.htmlをトップページにしたいので、"public/"を指定しています。

ファイルができたら、コミットしてプッシュしておきます:

git add -A .
git commit -m "add public/index.html and netlify.toml"
git push

以上で、GitHub側の準備はOKです。

準備2: Netlifyでサイトを作る

続いて、Netlifyで新規サイトを作り、GitHub連携をします。

前提として、Netlifyにサインアップして、アカウントを作っておいてください。なお、サインアップする際は、GitHubアカウントで認証しておいたほうがスムーズです。

「Sites」の「New site from Git」を押します:

Sites___suin.png

「Create a new site」では「GitHub」を選びます:

Create_a_new_site___Netlify.png

GitHubのアプリ連携画面が出るので、Netlifyのインストール先として、先ほどgit pushしたリポジトリがあるアカウントを選びます:

Installing_Netlify.png

GitHubの認可画面が出るので、Netlifyがアクセスできるリポジトリを選びます。デフォルトの「All repositories」でもいいですが、権限を必要最低限にしておく場合は「Only select repositories」を選択して、リポジトリを絞っておきます:

Installing_Netlify.png

「Install」を押すと、GitHubの画面が閉じて、Netlifyの管理画面に戻ってきます。リポジトリをクリックします:

Create_a_new_site___Netlify.png

最後に、デプロイ設定ページが出ますが、ここは何も変えずに「Deploy」を押します:

Create_a_new_site___Netlify.png

サイトの概要ページが表示され、数秒すると、作ったindex.htmlがデプロイされ、サイトが公開されます。サイトは、ランダムなドメインが割り当てられ、そこにアクセスするとサイトを見ることができます:

Overview___awesome-edison-beeb6f.png

公開されたサイトの様子:

Screen Shot 2020-05-07 at 9.51.42.png

以上で、Netlifyでサイトを作る手順は終わりです。

運用: HTMLを更新してgit push

最後に、サイトの運用として、HTMLを更新してgit pushしてみます。

public/index.htmlを変更して、:

public/index.html
 Hello World!
+Edit

git pushします:

git add -A
git commit -m "edit index.html"
git push

すると、Netfily上でデプロイが走り、公開されます:

Overview___awesome-edison-beeb6f.png

サイトにアクセスすると、更新されたサイトが見れます:

https___awesome-edison-beeb6f_netlify_app.png

おわり

以上、Netlifyを使った「git pushでサイトを公開する極小手順」の説明でした。コンテンツを更新したらgit pushするだけで、サイトを公開できるようになっているのが分かったかと思います。

現実のサイト運用では、テキストコンテンツはMarkdownで書いて、HTMLの生成はGatsbyHugoなどの静的サイトジェネレーターにやらせるという流れになります。

Netlifyでは、git pushした際に、静的サイトジェネレーター起動→HTML生成の処理をNetlifyにやらせることもできます。詳しくは公式ドキュメントを参照ください:


最後までお読みくださりありがとうございました。Twitterでは、Qiitaに書かない技術ネタなどもツイートしているので、よかったらフォローしてもらえると嬉しいです:relieved:Twitter@suin

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