80
76

More than 3 years have passed since last update.

はじめてのNetlify: git pushでサイトを公開する極小手順

Last updated at Posted at 2020-05-07

この投稿では、GitHubへのgit pushを引き金に、gitリポジトリ内の静的HTMLをNetlifyにデプロイし、サイトを公開する方法を紹介します。

本稿の手法は、Netlify入門者が分かるよう、下記のとおり極限まで単純化してます:

静的サイトジェネレーター不使用

「HTMLをgit pushしたら、Netlifyにデプロイできる」を体験することが本稿の目的です。なので、現実のサイト構築で使うことになる静的サイトジェネレーターは使いません。現実的なデモではないですが、HTMLをデプロイできることが知れれば、静的サイトジェネレータで生成したHTMLもデプロイできることになるので、ここで学んだことは活きます。

作るのはHTML1ファイル & Netlify設定ファイル1つ

作るファイルはHTML1つと、Netlifyの設定ファイル1つだけです。HTMLは「Hello World」の1行だけで、CSSもJavaScriptも使いません。Netlifyの設定ファイル(詳細は後述しますが)も、2行だけです。

git pushでサイトを公開する極小手順

主なステップ

  1. 準備1: GitHubにリポジトリを作る。
  2. 準備2: Netlifyでサイトを作る。
  3. 運用: HTMLを更新してgit push

準備1: GitHubにリポジトリを作る

まず、公開したいHTMLを入れておくGitHubリポジトリを1つ作ります。そのリポジトリは空っぽでOKです。READMEとかもいりません。リポジトリはプライベートリポジトリでも構いません。

ここでは、netlify-playgroundという名前のGitHubリポジトリを作ったとします。

# 作ったリポジトリをclone
git clone git@github.com:suin/netlify-playground.git

# HTMLファイルとNetlify設定ファイルを作る
cd netlify-playground/
mkdir public/
touch public/index.html
touch netlify.toml

各ファイルの中身はこう:

public/index.html
Hello World
netlify.toml
[build]
  publish = "public/"

netlify.tomlのbuild.publishは、どのディレクトリを公開するかの設定です。ここでは、public/index.htmlをトップページにしたいので、"public/"を指定しています。

ファイルができたら、コミットしてプッシュしておきます:

git add -A .
git commit -m "add public/index.html and netlify.toml"
git push

以上で、GitHub側の準備はOKです。

準備2: Netlifyでサイトを作る

続いて、Netlifyで新規サイトを作り、GitHub連携をします。

前提として、Netlifyにサインアップして、アカウントを作っておいてください。なお、サインアップする際は、GitHubアカウントで認証しておいたほうがスムーズです。

「Sites」の「New site from Git」を押します:

Sites___suin.png

「Create a new site」では「GitHub」を選びます:

Create_a_new_site___Netlify.png

GitHubのアプリ連携画面が出るので、Netlifyのインストール先として、先ほどgit pushしたリポジトリがあるアカウントを選びます:

Installing_Netlify.png

GitHubの認可画面が出るので、Netlifyがアクセスできるリポジトリを選びます。デフォルトの「All repositories」でもいいですが、権限を必要最低限にしておく場合は「Only select repositories」を選択して、リポジトリを絞っておきます:

Installing_Netlify.png

「Install」を押すと、GitHubの画面が閉じて、Netlifyの管理画面に戻ってきます。リポジトリをクリックします:

Create_a_new_site___Netlify.png

最後に、デプロイ設定ページが出ますが、ここは何も変えずに「Deploy」を押します:

Create_a_new_site___Netlify.png

サイトの概要ページが表示され、数秒すると、作ったindex.htmlがデプロイされ、サイトが公開されます。サイトは、ランダムなドメインが割り当てられ、そこにアクセスするとサイトを見ることができます:

Overview___awesome-edison-beeb6f.png

公開されたサイトの様子:

Screen Shot 2020-05-07 at 9.51.42.png

以上で、Netlifyでサイトを作る手順は終わりです。

運用: HTMLを更新してgit push

最後に、サイトの運用として、HTMLを更新してgit pushしてみます。

public/index.htmlを変更して、:

public/index.html
 Hello World!
+Edit

git pushします:

git add -A
git commit -m "edit index.html"
git push

すると、Netfily上でデプロイが走り、公開されます:

Overview___awesome-edison-beeb6f.png

サイトにアクセスすると、更新されたサイトが見れます:

https___awesome-edison-beeb6f_netlify_app.png

おわり

以上、Netlifyを使った「git pushでサイトを公開する極小手順」の説明でした。コンテンツを更新したらgit pushするだけで、サイトを公開できるようになっているのが分かったかと思います。

現実のサイト運用では、テキストコンテンツはMarkdownで書いて、HTMLの生成はGatsbyHugoなどの静的サイトジェネレーターにやらせるという流れになります。

Netlifyでは、git pushした際に、静的サイトジェネレーター起動→HTML生成の処理をNetlifyにやらせることもできます。詳しくは公式ドキュメントを参照ください:


最後までお読みくださりありがとうございました。Twitterでは、Qiitaに書かない技術ネタなどもツイートしているので、よかったらフォローしてもらえると嬉しいです:relieved:Twitter@suin

80
76
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
80
76