本記事では、ZenHubでissueを別のリポジトリに移動する方法について説明します。
ZenHub上ではリポジトリの変更ができない
ZenHubでは、issueのリポジトリを後から変更できません。GitHub上で行う必要があります。
issueを移動する2つの方法
issueを移動する方法は次の2つがあります。
- GitHubのUIで移動する
-
gh
コマンドで移動する
リポジトリ移動の注意点
issueをリポジトリを超えて移動すると、次の情報が消えることが分かっています。
- パイプラインステップ
- ラベル (移動先リポジトリに存在しないラベルは剥がされる)
- スプリント
- エピック
- ストーリーポイント
これらは移動する前に情報を控えておき、手動で復元する必要があります。
gh
コマンドで移動する
ghコマンドを用いて、sourceリポジトリからtargetリポジトリにissueを移動する手順を説明します。
必要なもの
この手順を行うのに必要なツールは次のとおりです。
- git
-
gh ─
brew install gh
sourceリポジトリをクローンする
まず、sourceリポジトリをローカルにクローンしてください。
git clone git@github.com:my-org/source.git
クローンしたらリポジトリのルートディレクトリに移動してください。
cd source
移動したいissue番号を調べる
ZenHubなどで移動したいissue番号を控えてください。たとえば、#123の「123」の部分です。
ghコマンドで移動する
次のコマンドを実行すると、リポジトリを移動できます。
gh issue transfer <issue番号> <移動先リポジトリ>
たとえば、#123をmy-org/targetに移動する場合は次のようなコマンドになります。
gh issue transfer 123 my-org/target